
カラダの中と外から美肌&ヘアケアを考える
シャンプーソムリエこと関川忍です。
僕のブログを覗いていただきありがとうございます。
あなたにとって何か得る物があれば・・・と思って
心を込めて記事を書かせていただいております。
新型コロナウィルスの感染者が増加傾向で社会に様々な問題を引き起こしていますね・・・。
うがいに手洗い、マスクという基本予防策は必須でしょう。
ということで、僕も人混みに長時間滞在する時はマスクを着用しています。
そんな中、移動中には様々な人を見かけます。
流石にマスクをかけている人が多いのですが、中にはノーガードの人もいます。
あらゆる施設のスタッフさんもマスク姿。
それだけ、予防徹底の雰囲気があります。
先日政府は全国すべての小中学校や高校などに3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請しましたが、各地で対応は分かれています。
我が息子の通う中学校(茨城県龍ケ崎市)は6日から臨時休校だそうです。
そして、残念なことに新型コロナウィルスに感染して亡くなられた方も国内で数名出てしまいました。
どちらの方も高齢者の方です。
高齢者は体力も低いので感染はとっても怖いです。
僕は70代の実の母と義理の母にこの時期だけでもってビタミンCサプリメントの「リポC」をプレゼントしました。
今回のウィルスは致死率は低い割に感染力が強いというのが特徴です。
その特性によって世界をパンデミック状態にしています。
そんな世間を騒がせている新型コロナウィルスに大人はかなり過剰反応と言わんばかりの慌てぶりで、デマにも反応しちゃって物資が大変なことにもなっています。
それだけ敏感に反応している割には意外に赤ちゃんは無防備で外出されたりしています。
気になってググってみたのですが、赤ちゃんが感染して亡くなった症例が見当たりません。
(探し方が下手なのか・・・)
唯一中国の武漢で新型コロナウイルスに感染した生後17日の女の赤ちゃんがいましたが、無事回復し退院しました。
という記事が出ているだけ・・・
この赤ちゃんは5日に生まれた女の子だそうですが、お母さんに感染の疑いがあったため検査しらた、生後5日目に感染が確認されたので、その後治療を施したら生後17日目の21日に退院したとされています。
生まれたての赤ちゃんが新型コロナウィルスに勝ってしまったのです。
明らかに、普通では考えられない逆転劇ではないでしょうか?!
そして、街中ではパパママはマスクをしているのに、無防備に抱っこされてたり、ベビーカーに座っている赤ちゃんを見かけます。
こういう状態でありながら赤ちゃん感染情報が耳に入ってこないのには、赤ちゃんがいる家庭では極力外出を控えているとうのもあるかと思いますが、意外に街中に赤ちゃん連れがいるので、実は赤ちゃんに特別な何かがあるのでは無いか?
・・・ふとそんなことを思ってしまったためにある仮説を立ててしまいました。
これは僕の個人的な憶測で信用できるレベルの話では無いかと思いますが、一応僕なりに理論ができたのでその見解をここで発表したいというのが今回の記事の本題になります。
先ずは、宗田マタニティクリニック(千葉県市原市)の院長の宗田哲男先生が、2015年11月に出版した「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」(光文社新書)をご存知でしょうか?
この本にヒントが隠されています。
2014年に発表された宗田哲男先生の研究によれば、胎児に栄養を供給している胎盤では、ケトン体の一つである物質(βヒドロキシ酪酸)の濃度が平均すると、現在の成人基準値の20~30倍も高かったそうです。
また、新生児の場合でも、成人基準値の3倍というかなりの高い濃度だったそうで、世界で初めて赤ちゃんたちは、ケトン体で育っていることがわかったそうです。
では、ケトン体って何なのか・・・?
ケトン体とは、カンタンに言えば「脂肪酸の分解物」でエネルギー源として毎日使われているものです。
体内に取り込まれた脂質が分解されて、ケトン体という小さな粒になって、細胞のエネルギーになるというイメージです。
これまでは、糖質がエネルギー源と言われてきましたが、実は僕たちにはもう一つのエネルギー源としてケトン体があったんですね。
ここ最近はこのケトン体の解明も進んできていて、科学的に糖質よりもむしろ脂質のほうがカラダを活動させているメインのエネルギー源であり、糖質はあくまでも補助にすぎないことが解明されました。
またこのエネルギーに注目しているのがスポーツ業界です。
代表的なのがサッカー選手の長友選手やテニスプレーヤーのジョコビッチ選手ですね。
このケトン体をエネルギーとして活動している体質を「ケトン体質」と言いますが、この体質にするには脂質をたくさん摂る事よりも実は糖質を制限することで可能です。
この場合は、スーパー糖質制限レベルの糖質コントロールが必要ですので、キツイ方は緩やかな糖質制限をしながらMCTオイルなどの脂質を意識して摂る方法がおすすめです。
さらに病気に対しての研究も進んでいます。
糖質制限の第一人者である江部 康二先生が書かれていた東洋経済の記事にはこのようなことが書かれています。
がんとインスリンに関連してこんな仮説があります。
がんの末期ではインスリンが異常に出ている可能性がある。がん細胞そのものにインスリンを出させるメカニズムがあり、自分のエネルギー源である血糖を取り込みやすくさせているのではないか。
実は、大阪大学の末期がんの患者さんで数例、異常にインスリンが出ているケースが確認されているのです。大阪大学では現在、糖質制限食のがん抑制効果について積極的な研究が行われています。
このほか2015年の第53回日本癌治療学会学術集会において、肺がんの末期であるⅣ期の患者さん5人にケトン食治療を行ったところ、2人が寛解(症状が落ち着き安定)し、それぞれ32カ月間と20カ月間生存中、1人ががんは残るものの26カ月間生存中、あとの2人はケトン食を継続できずに死亡という、大阪大学大学院医学系研究科漢方医学寄附講座・萩原圭祐准教授らの発表がありました。
肺がんのⅣ期患者の生存中央値が8~10カ月ですから、かなり効果があったわけです。
海外でも、2015年には権威ある医学雑誌『ネイチャー・メディスン』に「ケトン体が炎症を抑制する」という論文が発表されました。
もう一つケトン体による研究発表があります。
米エール大の岩崎明子教授らのチームが、マウスの実験による研究結果を科学誌サイエンス・イミュノロジーにをれを発表しています。
実験はこうです・・・
必要なカロリーの90%を脂肪、1%未満を炭水化物で摂る「ケトン食」のエサと、18%が脂肪、58%が炭水化物という通常のエサを1週間与えたマウスに致死性のインフルエンザウイルスを感染させます。
結果は、通常食の7匹は4日目までに死んでしまったそうですが、ケトン食の10匹は1週間後も半数が生き残っていました。
結論としては、詳細は不明だが、ケトン食の場合でのみこのT細胞が増え、ウイルスの肺への侵入を抑えると考えられると言われています。
このT細胞とは「キラーT細胞」と「ヘルパーT細胞」の2種類に大別されます。
●キラーT細胞
ウイルス感染細胞やがん細胞を殺傷し排除する細胞性免疫に関わっています。
●ヘルパーT細胞
抗原の刺激に反応して、他の免疫細胞の働きを調節する司令塔のような役割を果たしています。
これらのことを含め栄養学とカラダの関係から推測するに、何故赤ちゃんは無防備で外出していても感染事例が出ていないのか?
何故、高齢者が感染した場合は命に関わる危険性があるのか?
の謎を解く鍵は実は「ケトン体」の量なのでは無いか・・・?
っていう仮説が立ったんです。
逆に生活習慣病や原因不明の体調不良や免疫低下は過度な糖質によるものだということがわかってきています。
つまり、今回の新型コロナウィルスに感染しやすい人は「糖質摂取過多」の方が多いのでは無いでしょうか?
感染した方の日常の食事のパターンを調査して欲しいくらいです。
もしもこの仮説のように日常の糖質の摂取量が関係しているのであれば、ケトン体質に切り替えることで感染予防の確率を高めるのではないでしょうか?
美容にも優れたエイジング効果を発揮する糖質制限ですが、糖質を控え、脂質を意識して摂取してケトン体質に自身のカラダを変えてしまうっていうのは一石二鳥かも知れませんね。
リアルに、ケトン体質の赤ちゃんの感染率の低さは侮れないのでは無いでしょうか・・・?