液体のりの成分が、がん治療に効果的ってどういうこと?!

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シャンプーソムリエこと関川忍です。

 

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先日のことになりますが、市販の液体のりに使われている成分を使うと、放射線治療の効果を高める低コストの治療法を開発したという発表がありました。

 

 

その話ではマウス実験によって従来の放射線治療よりもがん治療の効果が高いことが確認されたばかりですが、開発した東京工学大学の研究グループは5年以内に臨床試験開始を目指しているようです。

 

これは京都大学などの共同研究グループの「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT )」に応用したもので、免疫療法に次ぐ治療法として期待されています。

 

BNCTは患者にホウ素中性子を含んだ薬を投与して、それをがん細胞に取り込ませます。

 

 

続いてホウ素中性子(ホウ素化合物)を含んだがん細胞へ中性子線をあてます。

 

すると、アルファ線などが発生して、通常細胞を傷つけずにがん細胞だけを攻撃できる画期的な手法のようです。

 

この時の効果の鍵はホウ素化合物の濃度!

しかし、時間経過とともにホウ素化合物は減少してしまうので効果も落ちてしまいます。

 

そこで、東京工学大学の研究グループは液体のりに含まれている「ポリビニルアルコール(PVA)」別名をポバール(POVAL)という成分に注目したようです。

 

PVAは合成樹脂の一種で、1924年にドイツで発明され、現在日本は世界一のPVA生産国だそうです。

 

そして、マウスの静脈にホウ素化合物とPVAを混ぜて投与したところ、6時間後も濃度が減らなかったそうなんです。

 

 

そこで、ホウ素化合物とPVAを混ぜてマウスに投与して3時間後に中性子線を当てたら、ほとんどのマウスが従来の治療法よりもがん細胞が小さくなったそうです。

 

ただし、今後はPVAの濃度調整や副作用の有無を調べ臨床試験を目指している段階なので良い結果になることを祈ります。

 

今までのがん治療は摘出、抗癌剤、放射線治療の3択しかなく、その中でも抗癌剤治療は多くの正常細胞も攻撃し体力を急激に奪い患者の死期を早めたり、苦しい闘病生活を招く治療法ですので、多くの医師は自分ががんになったら避けたいと言っている治療法ですね。

 

できることならば正常細胞を温存し、体力の消耗を無くしがん細胞のみを攻撃する治療法が理想です。

この治療法の代表的なものが高濃度ビタミンC点滴療法で、今現在自由診療ではありますがこの治療法を取り入れるクリニックが世界的に広がりを見せています。

 

現在国内でこの治療法を行なっているクリニックは点滴医療研究会に所属しているクリニックになります。

 

そして、もう一つ新しい治療法としてゲノム編集技術で「がん細胞だけを識別して殺す免疫細胞」が開発されたというNEWSも気になります。

 

僕たちの免疫機能には大きく分けて「自然免疫機能」と「獲得免疫機能」の2つがあります。

自然免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスを感知して排除する免疫です。

 

例えば、代表的なカラダの清掃屋と言われる白血球の一種である「マクロファジー」は、体内に進入した細菌やウイルスといった抗原を食べ(捕食)消化しますが、これが自然免疫機能と言われるものです。

 

もう一つは、抗原の一部からデータを取り記録しておきます。

そして、再度同じ抗原が体内に侵入するとそれらをピンポイントで殺すのが獲得免疫機能と言われるものです。

この獲得免疫機能を構築する細胞の一種に「T細胞」というものが存在します。

このT細胞の獲得したデータに沿ってピンポイントで攻撃をかける特性を応用して、がん治療に活かす方法が研究されていました。

 

 

どういうことかと言うと、患者さんのT細胞を一旦体外に取り出して、CAR(キメラ抗原受容体)と呼ばれる特殊なたんぱく質を作り出すことができるようにカスタムしておきます。

 

そして、カスタムさせたT細胞を培養し、再び体内に戻してがん細胞をやっつけるというCAR-T細胞療法と言う免疫療法です。

 

CAR-T細胞療法は、通常の免疫機能だけでは完全に死滅させることが難しい難治性のがんに対する治療法として開発されました。

 

 

要するに従来のT細胞にCRT機能をオプションパーツとして取り付けたと言うことです。

このカスタムされたT細胞をCAR-T細胞と呼びます。

 

ただし、がん細胞のタイプは沢山あるので、従来のCAR-T細胞療法では限られたタイプのがんだけにしか効果がなかったそうです。

 

そこで、今回開発されたカスタムほとんどの種類のがん細胞を識別可能な機能を備えたT細胞を作り出すことに成功したと言うことで期待されるがん治療法の一つになったかと思います。

 

厚生労働省の統計によると、1歳から94歳までの死因でトップ3にがんがランクインしています。

 

今では3人に1人が、がんになるとも言われていますので、これらのような治療法が次々に開発されることは非常に安心します。

 

ただし、僕たちは”がんにならない生活習慣”を日頃から考えることが最も理想的な生き方の一つになるのではないでしょうか?

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