
シャンプーソムリエ こと関川忍です。
僕のブログを覗いていただきありがとうございます。
あなたにとって何か得る物があれば・・・と思って
心を込めて毎日1記事を書かせていただいております。
年末になると沢山の方が来年のプロジェクト等のお話をしに僕に会いに来てくれます。
僕も出張が落ち着く時なので、一応社長業務にも精を出します。
そんな中、10年くらい前に都内に分社したT社長から相談が・・・
どうやら、ヘアカラーのコストダウンができる商品の開発をしているようです。
また、それを使うことで、頭皮に対してのアルカリの刺激も緩和され、少なめの染料でも十分に染毛できる。
さらには、弾力が髪にでるので、エイジング毛には良さそうです。
その開発途中で何度か相談を受けてはいましたが、いよいよ最終の微調整段階で、年末の挨拶がてら我が社にT社長が来てくれました。
約20%程度のコストダウンがほぼほぼ出来そうなのですが、このヘアカラーのコストダウンって業界的にはどうなのでしょう・・・?
まあ、美容室にとっては良さそうだと思うのですが、ヘアカラーを製造販売しているメーカーさんとしたら、売り上げの主軸にもなっているヘアカラーの売り上げがダウンする可能性もあります。
また、それを美容室に卸しているディーラーさんももちろん、売り上げの主軸であるヘアカラーの売り上げが減るので嫌だろうな〜って思うんです。
まあ、ぼくとしたら主軸は違うので、逆にいいかも!
って、思ったのですが、同業他社さんの立場を考えると嫌な商品になるのでは?
そう思える商品です。
自分たちの売り上げを落とす商品が業界に出回った時、ディーラーさんやメーカーさんはどんな思いになるんでしょう?
また、それに対して美容室へどんな話をするのでしょう?
「これ、よくないですよ!」
なんて、あまり良くは言わないか、逆に肯定するか?
では、美容室に通うお客さんとしたらどうでしょう?
特にグレーカラーなんて根本ギリギリで染める手法よりもやはり少し根本からカラー剤をのせる技法が多いかと思いますので、頭皮が弱い方はヒリヒリ、ジンジンと刺激を感じるものです。
これはアルカリの影響が大きいと思いますが、それがかなり軽減される。
さらに、髪に弾力がプラスされる。
これだけで嬉しさが増します。
美容室は、ヘアカラーの材料コストが下がって、頭皮に対してのヘアカラーの悪影響が緩和され、染毛力も落ちないので、これまた嬉しいことですよね〜。
お客さん・美容室はメリットが大きい
ディーラーさん・メーカーさんはデメリットが大きい
テスト販売は2017年の初旬からの予定だそうですが、製品の品質が良ければチョと業界的にどうなっちゃうんでしょうね〜。
T社長はかなり気合いを入れて作ってきていますし、ヘアカラー比率が高い都内のサロンさん数店でもモニターをじっくりととりながら開発してきましたので、既に現場では好評とも聞いています。
昨日はそんな商品を元社員さんから熱く語られ、販売協力の申し出!
つまり、2017年に我が社はその商品を美容室へご紹介するかも知れません。
率直なところ、売れて欲しいような、売れては困るような・・・複雑な心境です。