インバストリートメント+アウトバストリートメント

シャンプーソムリエ こと関川忍です。
僕のブログを覗いていただきありがとうございます。

あなたにとって何か得る物があれば・・・と思って
心を込めて毎日1記事を書かせていただいております。

これは時々僕がセミナーで話していることですが、毛髪修復効果のあるトリートメント。
通常のトリートメントで考えると断然アウトバストリートメントです。

インバストリートメントはどうしても頭皮につけてしまうと、頭皮への悪影響が出やすいので強烈な吸着性は持たせることができません。

さらに、これをお湯で流すので、髪に残る量はほんの数%。
これでも髪の質感は随分変わりますし、これで十分な役割を果たしていると思います。

しかし、ダメージを修復しようと思うと物足りなさがあり、次回のシャンプー時にはまたトリートメントをつけるという工程が繰り返されています。

・・・こういう経験は皆さんあるのではないでしょうか?

その点、アウトバストリートメントは頭皮に吸着する危険性はなく、有効成分を次回のシャンプー時にまでズット髪につけておくことができます。

そういった点で僕はキュベシノブトリートメントをアウトバスタイプにしました。

そこで、思うのがインバストリートメント。
これは、極論からしたら髪のもつれやキシミを取る程度で十分です。

その中で、多少毛髪コンディションを上げてくれる有効成分が髪に残ってくれたら・・・という淡い期待感。

そういうことで、以前僕はキュベシノブシリーズのインバストリートメントを作るなら・・・って研究と話し合っていたことがあります。

今でも、キュベシノブのインバスタイプのトリートメントの要望はかなりあります。

それは、キュベシノブで洗っても髪のダメージが著しい方の場合は、やはりインバストリートメントもあった方が、インバスで髪の質感を少し上げつつ、髪のもつれなどの物理的ダメージを避けるためです。

じゃあ、どんなトリートメントがいいんだろう?

そこで考えるところはトリートメント剤の主成分!

実は、トリートメント剤の主成分はカチオン(+)界面活性剤です。

カチオン界面活性剤は(+)の電位を持っているので、毛髪表面のマイナス部分(-)に吸着して、毛髪の表面に膜を作って手触りを良くしたり、静電気防止効果などを生み出します。

(ー)と(ー)だと反発しあいますが、(ー)と(+)になれば反発が起きないってイメージです。

このトリートメントに使われるポピュラーなカチオン界面活性剤が4級カチオン界面活性剤と言われるものです。

なぜかといえば、4級カチオン界面活性剤はpHが変動しても安定しているので、使い勝手や効果が求めやすいとされているからです。

その代わり、多少の状況変化でも吸着性が変わらないので頭皮にも当然残りやすく、刺激が懸念されています。

お風呂上がりに頭皮がムズムズするな〜ってのも実はシャンプーよりもトリートメントが頭皮に吸着して刺激を与えている可能性があります。

その他のカチオン界面活性剤には1級、2級、3級とかあるのですが、これらは4級と違ってpHによって反応が変わりやすいってことになります。

カチオン界面活性剤の代表的構造として「アミン塩型」と「アンモニウム塩型」がありるそうです。

これらは
Hを1つ置換したものが1級アミン
Hを2つ置換したものが2級アミン
Hを3つ置換したものが3級アミン

そして、Hを4つ置換したものが4級アンモニウム
この構造の末端がNH4+となっていて、NH4Clなどの塩化アンモニウムなどがあります。

最近のトリートメントはこの4級だけでは頭皮刺激があるために3級との組み合わせが増えてきたように思えます。

ス(セ)テアラミド〜アミン」みたいな感じの成分はだいたい3級カチオン界面活性剤、「〜トリモニウムクロリド」とかだと大体が4級カチオン界面活性剤って感じで見分けられるかと思います。

そういうことで、最近のトリートメントは3級と4級をうまく使って低刺激処方が増えています。

ですが、僕的には3級までで4級はキュベシノブでは使いたくないな〜って思っています。

それは、どんなに配合%を減らそうが頭皮が敏感な方が好んで使用するキュベシノブシリーズでは万が一を考えて3級までとすると思います。

3級になると頭皮の刺激も抑えられます。

しかし、毛髪に吸着する数値は低めになりますが、僕の中でのインバストリートメントの位置付けは、毛髪修復にはあまり期待していませんので、あくまでも指通りをなめらかにし、静電気を防止する程度でOKと思っています。

その後に、アウトバストリートメントをつければ毛髪修復の期待が高くなります。

つまり、トリートメントの使い方は
弱ダメージの場合はインバストリートメント
ミドルダメージの場合はアウトバストリートメント
ハイダメージの場合はインバストリートメント+アウトバストリートメント

という一つの使い方の目安ができるかと思います。

これはあくまでも製品特性や使い人の嗜好性を抜いた考え方ですので、あくまでも一例として考えていただければと思います。


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