肌3層迄浸透論について

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

化粧品類も今や医薬部外品を凌駕する効果が期待出来るものが沢山出ています。
あっ!「医薬部外品」って以外とグレーな存在って事ご存知ですよね~。

医薬部外品って、製品化には以外と厳しい基準があったり、申請にそこそこの期間や高い費用が少々かかる薬事法に定められた、医薬品と化粧品の間に分類されるものです。

予防効果を謳えるので宣伝広告は思い切った表現はし易いですが
あくまで医薬品ではないので治す等の効果は期待出来ません。

育毛剤等はこの分類のものが多いですが・・・
そうそして最近気になる「肌への浸透」この表現がどうもボクは納得出来ないんです。

ですので今回はここのところにフォーカスしてみようかと思います。

女性なら誰しも化粧水等しっかりと肌にしみこませて保湿等をしたいと思うことでしょう。
では何処迄しみこむのでしょうか?

答えはカンタン。

表皮の部分
もう少し詳しく言えば角質層迄が良いところです。

Richard Guy教授と言う方が実験をしたところ
角質層にさえ浸透しないということを発表したという記事もあります。

この角質層は肌に異物が侵入しないための密で複雑な構造をしています。
さらに、それ以上に侵入を防ぐために常に表面には油の膜まで張っているのが肌です。

この油の膜を「皮脂膜」と言いますが
これだけでも様々な働きをしています。

乾燥肌等は先ずはこの皮脂膜があまり出来ないので
肌の水分が逃げやすくなり、乾燥肌になる条件の一つに上げられます。

洗浄力の高いシャンプー剤はこれを先ずは根こそぎとっていきます。

つづいてボク的に凄く重要性を感じている「角質層」
ここは「角質(ケラチノサイト)」というタンパク質のブロックが
体全体での平均からすると10~14枚程重なっています。

そのブロックの隙間を埋めているのが「細胞間脂質」といわれる
ある意味角質をブロック塀のセメントのように繋いでくれています。

ではでは、想像して下さい。

何層も重ねたブロック塀のうえから水をたらしたとします。
さらにそのブロック塀の上には水をパンパン弾くワックスが塗られています。

浸透しますか・・・?

しないですよね~

これがやや雑な表現でしたが肌の一番表の部分の働きです。

ですので、化粧品を肌にしみこませるのは実は大変な事なんです。

では最近見たCMで「肌の3層迄しみこむ」というフレーズ。
何れだけの効果が期待出来るのでしょうか・・・?

角質層の上から3層迄しみこんで・・・
多分殆ど変化はしないのではないでしょうか?

また、温かくなって来た~とか
ピリピリするという感覚もこの角質層で十分感じる事ができるんです。

ということで、現在の考えられる化粧品の効果は
角質層内で完結しているということになります。

また、保湿も最近解った事ですが細胞間脂質部分では殆どされていないそうです。

考えられるのは角質内に含まれる天然保湿因子(NMF)が水分等を吸収しているのかと思います。

すでに、皮膚の研究者が口を揃えて言っているのが
栄養補給等よりも「保湿」!

つまり、肌の水分をいかにして逃がさないか!?

それが先ずは第一に考えなければ行けない美肌づくりだと言う事です。

与えるよりも逃がさないですね。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日1日がアナタにとって人生で最高の1日でありますように!

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