退店の仕方でその人の成りがわかる

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

ここのところ信じられない行動をとる雇われの方のお話を耳にします。
要するに、お店を退店する人ってことです。

このブログは美容師さん以外の方も読んで頂いている方が多いので
ボクの立場から客観的に見た美容室と社員との雇用関係についてシェアしたいと思います。

例えば美容師って技術職です。
ですので単なるマニュアルを覚えただけでは現場では使えません。

単純な作業であっても相手にするのは人です。
人も千差万別で1000人いたら1000人の対応の仕方が細かいところで存在します。

さらに、シャンプーからパーマ、ヘアカラーと様々な薬液を使うわけですから
それぞれに対しての知識と使い方のルールがそれぞれにあります。

これをまともに覚えるには何れくらいの期間が必要だと思いますか?
それも、それに伴って取り扱いに対しての技術も併用して覚えていきます。

ざっくりと、1年~2年はかかります。
さらに、カット等を覚えると3年~5年くらいかかるでしょう。

この差はお店の教育システムや教育水準で差が出るところですが
美容学校を出て現場で使える人はほぼ皆無です。

これは、美容学校の教育カリキュラムにも問題があります。
学校産業は不動産であるという事をご存知でしょうか?

つまりは、美容学校というマンションに生徒という住人をいかに集め
満期まで住んでもらうかを考えたビジネスです。

全ての美容学校がそうでは無いにしても
学校ビジネスの基本骨格は正にそうです。

ですので、現場で使える人材を育てるというのは表向きなんですね。
ボクたち側からすると国家試験をとるだけの教育機関です。

そして、美容学校を出た新人さんをコレだけの期間をかけて美容室は再教育していきます。
つまり、給料を払って教育をする投資の期間です。

では、この教育を通常の勤務時間で出来るのか!?

ゴルフでも、ダンスでも、サッカーでも何でもそうですが
良い仕事をするにはそれなりの練習が必要です。

その練習を営業時間内だけで行うって言うのは、はっきり言って厳しいです。

雑な仕事でよければ充分ですが
高品質な仕事を覚えさせるには無理な話です。

いま、国は雇用創出に力を入れています。
経済活性をどうしたら良いのか大金をとりあえずばらまいています。

しかし、お金をばらまいたからと言って雇用は創出できません。

例えるなら、動物を育てるのと同じです。
哺乳類、魚類、鳥類、両生類etc・・・

ただ餌をやって大きくさせる事は出来ないでしょう。
それぞれの生体を理解し、その生体にあわせた育て方がありますからね。

では、美容業界は?

美容業界ならではの生体(文化やリズム)を知ったうえで育てる。
今の国のルールでいうならば、魚類のルールに哺乳類をあわせている感じがあります。

たまたま魚類のルールが基準に決まったから
それに全ての生き物があわせなくてはいけない。

そんな世の中ではないでしょうか?

まあ、現在の国のルールや政策の雑さについてはここ迄として
そんな、ルールを盾にして退店する人もいます。

これは、雇用関係におかれる両者の間に色々な事があるかと思いますが
どうもやめる側が子供っぽい人が増えているようです。

特に、始めに書きました「投資の期間」を全くもって忘れてしまっていると言う事。
例えばお店に売上げ還元が出来るようになる迄に3年かかったとします。

この3年間は殆どが助手。

見習いの仕事しか出来ませんので、お給料に換算すると50%程度の還元率でしょうか?
※集客力の差と入客数でこの還元率は前後します。

つまり、18万円のお給料を頂いていたとすると
9万円はお店が投資している、言い換えればマイナスの金額になります。

年間約108万円を1人の見習いの方へ投資するわけです。
まるで、専門学校に行かせてくれているようなものですね。

それを3年間行うと324万円です。
福利厚生等考えるともっとお店は投資しているでしょう。

ですが、この投資を全然考えていないオバカな人がいるんですよね~

例えば・・・
次の日から突然お店に来なくなったり・・・いるいる
ずる休みが多かったり・・・いるいる
病院の診断書を持って来たり・・・いるいる
辞めて労務局を通して仇を返したり・・・いるいる
こそこそとお客さんに手紙を出していたり・・・いるいる

昔ってこんな人そんなにいなかったと思うのですが。

見習い期間どれだけお店は投資してくれていたのか?
人間的な合う合わないは当然あってしかり。

でも、辞める時の辞め方ってもう少しキチンとした
気持ちのいい辞め方ってないでしょうか?

辞められる側は、キチンとした辞め方をした人でさえも
困るんですから。

スポーツの世界で言うと
せっかく投資して育って戦力になった優秀な選手が
他チームにヘッドハントされた感じですからね。

せめて、後継者が育つ迄はいるとか
投資して頂いた分は還元出来る迄はいるとか

それでも、ア~辞めたい!!
今直ぐ辞めた~い!!

と言う人は自分の考えや、意見を経営者に伝えるべきです。

「でも聞いてくれないし・・・」

そう思っても、もう一度言うんです。

だいたいが、経営者との話し合いがうまく出来ていない人が
子供染みた辞め方をしています。

しかし、経営者は「あの~ちょとお話があるんですけど・・・」
この一言ってドキドキしちゃうんです。

ですので、経営者の方からそれに触れる話をふられる事はあまりないです。

何かの理由で退店を考えているのであれば
先ずは自分から経営者へ相談することです。

言う事言わないで・・・
経営方針が合わないとか
もっと働きたいお店があるとか
給料が安いだとか
人間関係が・・・とか

それでもって、辞め方は子供じみている。

人間性がこういう時に出ます。
いくら良い人に見えてもこの瞬間「本性」が現れます。

自分の持っている悪の部分が表に出ます。
キット、人相も変わっていると思います。

また、美容業界は狭くSNSも随分浸透しています。

子供じみた辞め方をしていると、いつしかそう言う人間性等も
次なる就職先にも届いてしまうでしょう。

今日面接に来た子って
あそこのお店でこんな辞め方した子だよね~って。

危ないから、雇うのは辞めておこう。

なんて、情報が流れる可能性だって幾らでもあります。

そんな噂が流れたら、どうでしょう?

だったら、逆にあの子はホントいい子で・・・
という、良いイメージが広がる方が得ですよね。

ですので、退店するときに
もしくは退店したいという思いが出た時には
この言葉を思い出して下さい。

「飛ぶ鳥 跡を濁さず」

立ち去る者は、見苦しくないようきれいに始末をしていくべきという戒め。
また、引き際は美しくあるべきだということ。

これが大人な生き方でキレイですよね~。

いい男、いい女
魅力的な男、魅力的な女

そうなるための大人のルールその1ですね。

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