肌の潤いや水を弾く肌の構造の秘密

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

女性なら誰しもいつもプルプルの潤いのある肌
水を弾く肌をキープしていたい・・・ハズですよね。

そんな肌を手に入れるためのケアポイントについて
少し、肌理論からお話しようかと思います。

今回は内面美肌ではなくって
「外面」からの美肌です。

先ずは、お肌の潤い。
この潤いは何処で潤っているかが重要です。

ボクも勉強するまではチョット誤解していました。

先ず肌の潤いで重要なところですが
これってコラーゲンとか考えていませんか?

確かにコラーゲン等が殆どを占めている真皮層は重要です。
ここにはヒアルロン酸という保湿成分まであるので当然意識してしまいます。

確かに肌の潤いはここも重要ですね。
しかし、この部位は概念的には肌では無いんです。

つまり、ここは「内面美容」で外面美容では関係が薄い部位になるんですね。

だって、この部分を潤すには美容整形外科でヒアルロン酸注射等をしてもらわない限り
無理なんですから・・・(残念)

ですので、この真皮層は肌の弾力の元と思っておいた方が良いですね。

ではでは、何処が潤うの~?ってとこです。

実は、肌の一番上の層
ここは「角質層」というのですが、実はこの角質層が潤いの場所なんです。

じゃあ、潤い成分は・・・?

もしかしてセラミド!なんて思っていませんか?

しかし、残念。

確かにセラミドは角質細胞間の間を埋める重要な成分の一つです。
しかし、セラミド単体ではその役割を充分には果たせない事が分かってきました。

またセラミドは角質細胞間を埋める主成分でもありますが
実はこの部分あまりお水を含んでいません。

ここを細胞間脂質とかCMCとか言いますが
殆ど水分を含む事が出来ないことが2003年頃に分かっています。

しかし、このCMCのお陰で水分の蒸発は防げていますので
保湿はしていると言えます。

じゃあ、角質層のどこなの~?

実は角質自体が潤いの元だったんです。

角質層内にはケラチンタンパク質や
遊離アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、尿素、ナトリウム、マグネシウム等の塩類で
10~20%の水分を保つのに大きなはたらきをしています。

また、これらのうちケラチンタンパク質意外の物質群を
「NMF(Natural Moisturizing Factor:天然保湿因子)」といい
近年ではこの角質細胞内にヒアルロン酸やグリセリンも存在していることがわかって来ました。

つまりは、この角質をいかに健康な状態で保つかが潤うお肌のポイントです。

もう一つは皮脂です。

皮脂を分泌する皮脂腺からはトリグリセライド(トリアシルグリセロール)やスクワレンを含む皮脂が分泌され、毛穴から出て角層の表面に広がり、水分の蒸散を防いでいます。

そして、トリグリセライドはリパーセという酵素により分解され
グリセリンと脂肪酸になります。

グリセリン自体が乾燥肌に塗ると良くなると言われている油分ですが
面白いのがもう一つの成分のスクワレンです。

スクワレンの構造が非常に納得なんです。

実はスクワレンは「炭素」と「水素」だけで構成されている「炭化水素」だったんです。

炭化水素は疎水性です。
つまり、水に馴染み難い油分なんです。

そう、このグリセリンとスクワレンが水を弾く肌の要素だったんですね~。

まとめると・・・

潤うためには角質を大切にし、さらに水分の蒸発を防ぐ、水を弾くにはグリセリンとスクワレン。

これらのバランスがとれているのが若い子の肌って言う事になります。

特に皮脂は思春期以降から20代にかけて急激に増加するので
当然グリセリンとスクワレンもたっぷりと肌表面に広がっています。

そして、何時も新鮮な角質でいられる、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が盛んなのが20代まで。

条件が全て揃っているのがやはり20代なんですね。

しかし、あの頃の肌を取り戻す!
取り戻した~いって思うのなら

この2つのポイントを抑えたスキンケアを心がけると良いのかも知れませんよ。

・・・ここで一つ注意することがあります。

ポイントが分かったからと言っていろんな事をやり過ぎると
細胞間脂質が作られ難い肌になるので
今度は保湿力が低下したり、角質層が剥がれやすくなるので
程々にして、代謝機能を高める事を考えて下さいね~

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