ラウレス-(数字)酢酸Naについて・・・

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

よく「ラウレス~」とつく界面活性剤が悪いっていうイメージを持たれている方がいます。
でも、ラウレスは全然悪く無いんですよ~。

このラウレス。
実は脂肪酸の一種である「ラウリン酸」から作られているんです。

最近ではココヤシ油やアブラヤシ油等を代表とする油脂を主原料としてそこから抽出されています。

その油脂を細かく分解すると様々な脂肪酸が抽出できて、その一つが「ラウリン酸」になります。
例えば・・・

「ラウレス硫酸Na」も「ラウロイルメチルアラニンNa」も
そして、「ラウレス-(数字)酢酸Na」も同じ「ラウリン酸」を使っています。

ですので、ある意味仲間?!って言っても違い無いですね。

そして、「ラウレス-(数字)酢酸Na」は酸性石けん系と言われていますが、酢酸Naは「カルボン酸Na」とも言います。

カルボン酸はカルボキシル基(-COOH)を有する有機酸です。
ちなみに文献によっては「カルボキシ基」とも言われています。


カルボキシル基

そして、炭素原子(C)にヒドロキシル基(-OH)1個と酸素原子が(O)が二重結合した官能基で水に馴染み易い性質(親水性)です。

つまりは、水素結合し易いヒドロキシル基に酸素が二重結合した構造が「カルボキシル基」ということになります。

そして、「R」の部分は「炭化水素」と言われる「CH2」や「CH3」の炭素と水素の結合が数個繋がっています。
この部分は水に溶けにくい疎水性を示しています。

これが「ラウレス」であるラウリン酸に酢酸とナトリウムをくっつけた構造になります。

「ラウレス-(数字)酢酸Na」の構造式です。
C12H25O〔C2CH2O〕nCH2COONa

ちなみにラウリン酸を主原料とした石けんの構造式は
ラウリン酸ナトリウム 「C11H23COONa」になります。

「ラウレス-(数字)酢酸Na」は酸性石けん系と言われていますが厳密には石けんではありません。

そして、皮膚刺激は少なく洗浄力は十分ありますので、プロが勧める脂性肌の方様のシャンプー剤で使う界面活性剤としては良いかと思います。
しかし、デメリットとして少しヘアカラー等の色持ちが悪くなるかもしれません。

実際に酸性石けん系の界面活性剤単品で髪を洗うとかなりきしみます。

頭皮を考えるか、それとも髪を考えるかはこう言った界面活性剤の性格を知った上でないと
あとからお客さんからクレームが来るかも知れませんね。

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