パーマの失敗から学ぶ素材維持の重要性

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

もう20年も前の事ですが
ボクはパーマ100%のサロンに勤務していました。

そして、そのシステムがうけてインストラクターとして全国でセミナーをしていました。
当時、忙しい時には朝、昼、晩と1日3回のセミナー等もやっていました。

夜になると、コレ話したのかな~
なんて、同じ事を3回もすると記憶がオーバーラップすることもありました。

そんな、パーマのセミナーのモデルさんは
殆どお客さんではあり得ないハイダメージ毛のモデルさんが用意されていました。

その時は、絶対にかけなくてはいけないようなパーマセミナー内容でしたので
非常に苦労しました(汗)

今で言うとダメージレベルが4、5は当たり前で
時には中間から毛先はNGゾーンなんてこともありました。

そんな時の毛髪診断は非常にシビア。

その時気付いた事が、ダメージレベル5以上を超えた髪の毛をギュッと握ると
髪が手に張り付く感じがありました。

例えるなら、ノリがついた毛束を握った感じです。
当時ボクはこれを

「毛髪内部の間充物質が流出しています」

なんて、説明をしていたと思います。

今思えば、この流出物はCMCなのかと思います。

当然、こう言った髪は濡れて引っ張るとゴムのように伸びてしまいます。

完全にキューティクルが欠損し、フィブリルの側鎖結合どころか
主鎖も緩んでいる状態かと思います。

・・・観た事が無いので理論上の想像です。

まあ、こう言った髪のモデルさんにパーマをかけて下さい!
なんて、サロンさんからいわれ渋々施術と商品説明をしていたわけです。

会場の隅の方にはディーラーの営業の方が
絶対に成功させて下さいという眼差しでボクを見ています。

まあ、当時は今程薬剤が優れていなかったので
こういったケースの場合は殆ど1剤を使わずに2剤のみで30分以上放置していました。

すると、たまたま毛先にカーブがつく程度かかることもありましたが
元々、SSも無い状態なのでかかるわけがありませんよね~

そして、パーマはかからなかったですけど
髪はそんなに痛んでいませんよね~コレがうちのパーマです!

なんて、説明をしていました。

そんな、経験を散々してきたために
髪のダメージによるデザイン幅の浸食って怖いな~って思っていました。

だから、髪という素材の維持はヘアデザインをする上で最重要項目!!
そう感じています。

今は、その素材維持は美容師さんの知識の幅や技術の進化
それに薬剤の進化という要素のバランスが取れる事で随分可能になってきました。

そして、ボクの専門分野であるアフターケア。
これは、お客さんに協力してもらわないと無理な所です。

ですので、美容師さんはこの協力体制をお客さんに訴え
ご理解して頂き、共同作業でヘアデザインの維持と素材の維持をやっていかなければいけないですね。

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