薬液と手荒れ

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

最近美容業界では、思わぬ所で手荒れが起きているようです。
以前は、手荒れしなかった人が最近するようになって来た・・・

こう言った現象が今目の前で起きて来ている方もいるかと思います。

その原因の一つに「還元剤」があげられます。
昔は、手袋をしたら大丈夫なんて言われていましたが
ココ最近は新規原料として浸透性(高疎水性、分子量が小さい等)のいい還元剤が登場して来ました。

これらは、極力髪を傷めずにパーマをかけるために開発された新規原料です。
髪のダメージの大きな原因の一つに「アルカリ剤」があげられます。

そのアルカリを極力必要としないような還元剤が新しいタイプになります。
しかし、見方を変えればアルカリ剤が何故今まで必要とされて来たのか?

・・・そういう所に疑問がわいて来ます。
そう、多くの美容師さんは既にご存知の還元剤の浸透環境を良くするためにアルカリ剤は多く配合されて来ました。

つまり、見方をかえればそんな浸透環境を整えなくても、最近開発された還元剤は浸透してしまうとも言えますね。

・・・という事は、髪に馴染み易いってことです。

髪は皮膚と非常に似た構造体です。
ですので、当然手も同じく、新還元剤が馴染み易いというわけです。

そんな、手に馴染み易い還元剤の登場により手荒れしなかった人も手荒れをするようになってしまったんですね。

そこで、それらを防ぐためにゴム手袋を利用したりする方もいらっしゃいます。

しかし・・・

そういったゴム手袋も実は新しい還元剤は貫通してしまう可能性が高いんです。

え~!!手袋を通して手についてしまうの~!!
って、驚く方もいらっしゃると思いますが事実なんです。

ですので、最近の還元剤を使用する時には
ゴム手袋の中にももう一枚手袋をはめてロッドを巻くかたもいます。
(そうでもしないと薬剤で手が荒れてしまうからです)

この手袋の主な素材としては
天然ゴムやニトリルがあります。

しかし、天然ゴムにはアレルギーを起こす人がいます。
原因は天然ゴムに含まれる「ラテックス」という成分です。

このラテックスで起きるアレルギーは即時型アレルギー反応で、ラテックスアレルギーといいます。
酷い人は命にも関わる大変危険な場合もあると言われています。

この原因は、ラテックスに含まれる蛋白質が、アレルゲンとして作用することが明らかにされています。
このラテックスに含まれるタンパク質を調べてみますと

塩基性タンパク質
ベヘリン
αーグロブリン
酵素

等が含まれているようです。

しかし、これらの何れがアレルゲンなのかは未だ解明されていません。

こういったコトから、ラテックス手袋はチョット~薬液浸透を防止する以前にあまりオススメは出来ません。

そこで、アレルゲンのないニトリルを素材としたグローブが残るのですが
この素材は耐油性、耐摩耗性、引き裂き強度がラテックスよりも強い合成ゴムになります。

つまり、親油性の薬剤に対しては有用性が高い素材とも言えます。
しかし、この形成の仕方で、薬剤の浸透防止も異なって来ます。

また、成形時に添加される薬品によってのアレルギーを起こすことがあります。

ただ、こう言った問題点をクリアーすることで、薬液の浸透を阻止し、アレルギー物質が混入されていない素材が出来る事は当然ありえます。

いずれは、美容師さんの手をいかなる場合でも守ろうと真剣に考えていた人が
新還元剤から美容師さんの手荒れを守ってくれる手袋を作ってくれることでしょう。

今の所は、ラテックスを基本お使い頂き、何とか手荒れの軽減、防止をしていきたい所ですが

新素材の手袋・・・早く欲しいな~って思いませんか?

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