危険なシャンプーがむしろオススメの頭皮

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

美容室で髪に触れる時、美容師の方は当然、頭皮の状態も確認されています。
健康な頭皮であれば特に問題はないのですが、頭皮に疾患を確認したときは非常にデリケートな施術が必要とされます。

今回は、その中でよく見かける「脂漏性皮膚炎」についてです。

最近、医学書等も読んでいるので、皮膚炎と言ってもボクたち素人ではとうてい治す事は出来ない症状も沢山ある事を知りました。

皮膚の医学書には事例の写真が痛々しく出ているので読むのに勇気がいります(汗)

ただ、日常的なものはその症状を知っている事でまだ対応が出来ることも沢山あります。

今回の「脂漏性皮膚炎」もそうです。

この症状は頭皮が紫がかったピンク色をしていて、黄色調のフケを伴っています。

この症状は乳児期と成人に見られる傾向があって
乳児型は生後2~4週頃から頭、眉毛の辺りから額辺りに発症がみられ、8~12ヶ月後に自然に軽減するそうです。

確かに、ボクの息子の時にこの症状があり、肌が汚かった事を記憶しています。

そして、成人になると頭や髪の生え際、耳の後ろ、鼻のわき、脇の下、胸の中央部など比較的皮脂の分泌量が多い部位に起き易いと言われています。

怖いのが、成人に起こる脂漏性皮膚炎は、再発し易く慢性になり易いという所です。

これらの原因は体内部の原因として、遺伝的、内分泌、皮脂の分泌異常、ストレスなどがあげられます。

外部からの原因として気候やスキンケア、シャンプー等の薬剤の影響などが考えられます。

さらに微生物の影響として最も重要視されているのが、「マラセチア属酵母菌(真菌)」の定着です。

このマラセチアのお話の前に、皮脂についてもう少しお話ししておきます。

先ず皮脂は、真菌の胞子が毛穴に寄生して、リパーゼ(酵素)を分泌し、皮脂の構成成分である「トリグリセリド」を分解して、「グリセリン」と「遊離脂肪酸」に分解します。

この時にできた「遊離脂肪酸」が皮膚に刺激を与えると脂漏性皮膚炎が起きると考えられています。

本来、この遊離脂肪酸は肌のpHを弱酸性に保ってくれる大切な成分ですが、それがかえって炎症を引き起こしてしまっているという事になります。

そして、その炎症をさらに悪化させるのがマラセチア属酵母菌(真菌)ではないかとされています。
この菌がいなければ悪化しないという事になりますね。

また、ビタミン代謝のB2、B6の不足も原因としてあげられています。
ですので、ビタミンB群を補うといいんですね。

この日常的な対処方法ですが、当然、生活のリズムや栄養バランスを整えることも重要ですが、脂漏部位を生活に保つためのシャンプーや洗顔も重要です。

化粧品類のシャンプー剤では抗真菌(抗カビ)成分として「イソプロピルメチルフェノール(抗菌剤)」「サリチル酸(防腐剤)」「イオウ(柔軟剤)」等が配合されている製品に期待が持てるかと思います。

・・・アンチ防腐剤の方にはえっ!て感じですが、こういう症状の方にはただ安全だからというシャンプー剤は効果が期待出来ないという事もあるんですね。

※読者の方で以下に心当たりがある方はご一報頂けたら幸いです。
以前、本ブログをお読み頂き、熊本の有本氏(ボクの師匠)へ、頭皮や髪のご相談を頂いた女性の方。その後の状態はいかがでしょうか?有本氏が気にかけられておられますので、お手数ですが、ご連絡を入れて頂けます事をお願い申し上げます。

【追伸】
貴女様の勇気あるご相談に心から感謝致します。
私たちも貴女様の様な方を救う活動を2014年から「SSA」という美容師さん向けの学校を全国に展開し、積極的に行っていきます。

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