美容室でお客様がショック症状を起こしたら

こんにちは。
シャンプーソムリエ こと関川忍 です。

これは、身近な所で起こった、まさかの非常に怖いお話です。
そして、世の中はそういった問題を抱えている事に直面している事をまざまざと見せつけられた命に関わるお話です。

昨年のこと、仕事先で携帯に家内から電話が・・・

ボク:「もしもし、何?」

家内:「チョと、コウタが救急車で病院に運ばれたの」
※コウタとは小学校2年生になるボクの息子です。

ボク:「どっ、どうしたの!何があったの!?」

家内:「給食時間に突然、のどを痒がりはじめて、次第に息苦しくなって、先生がアレルギーかも知れ合いって病院に連れて行ってくれたの。」

ボク:「今はどうなんだ!?」

家内:「今は、もう治まって大丈夫だけど、多分給食に出たキュウイが原因じゃないかって・・・」

そう、アナファラキシーショックというアレルギーです。
その後、近所の小学生がそれで尊い命を落とされました。

アナフィラキシーは、アレルゲンを食べる(飲む)、吸い込むことが原因で、短時間のうちに全身にアレルギー症状が出る反応です。

この反応は、血圧の低下や意識障害などを引き起こし、場合によっては生命を脅かす危険な状態になることもあります。

この症状が強く出て危険状態になっている事を「アナファラキシーショック」といいます。

アナファラキシーの言語は、アナ(無い)とフィラキシー(防備)の造語で、「防御力が無い状態」という意味があります。

アトピー性皮膚炎が増えているように、このアレルギーも年々増えているようです。
つまり、ボクはアトピーの娘と「アナファラキシー」を持つ息子の親という事になります。

何が原因なのか分かりませんが、これに対してボクと家内は正面から向き合い、子供達を守る責任があるのは確かな事です。

ここで、基本的な知識として

2002年4月から「食品衛生法関連法令」によって、アレルギー物質のうち特定原材料5品目(卵、乳、小麦、そば、落花生)を含む食品について、その表示が製品に義務付けられました。

そして、2008年6月からは「えび・かに」が追加され、表示義務は計7品目となりました。

この表示義務のルールは、ごく微量であってもこれらを含有している、あるいは混入している場合は必ず明記する事になっています。

そして今では、アレルギー物質を含む食品の表示には、上記の「義務(特定原材料7品目)」のものと「奨励(特定原材料20品目)」 があります。

特に表示義務の7品目については、製造工程でのコンタミネーションであっても数μg/g以上の含有があった場合には必ず表示することになっています。
※コンタミネーションとは、食品を生産する時に、原材料として使用していないにもかかわらず、アレルギー物質が微量混入してしまう場合のことをいいます。

そして、現在までに検査法が確立している品目は、特定原料7品目の「卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに」と、奨励原料の「あわび、いか、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、やまいも、りんご」の合計23品目となっているようです。

息子のコウタはこのうちの「キューイフルーツ」に過剰反応したようですが、みどりのキューイフルーツで、黄色のキューイフルーツには反応しませんでした。

たまたまなのか、何故なのかは分かっていませんが、現在はそれら全てを検査出来るようになっていますので、チョとアレルギーがあるかも・・・?と思われる方は、今のうちに検査をされると良いかと思います。

もしも、目の前でアナフィラキシーショック状態(血圧低下、それに伴う活動性低下や意識低下~消失、顔面蒼白、失禁など)に陥った場合は、速やかにアドレナリンを投与する必要があります。

緊急処置としては約20分間その症状を抑えられるそうで、その20分で多くの命が救われる可能性が非常に高まります。


躊躇せずに射ちましょう!

そのアドレナリンを「アドレナリン自己注射薬(エピペン)」といい、エピペンを所持している児童生徒がいます。
実は、近所で亡くなられた小学生も所有していましたが、本人が恐がり拒絶したために命を落としました。

現在学校では、教職員がエピペンを自ら注射できない状況にある児童生徒に代わってそれを注射することは、医師法その他の関係法令の違反にはならないと言う判断が示されています。
(学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン(財)日本学校保健会)。

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