キュベシノブ誕生秘話 第二話:キュベシノブシャンプーの処方解説

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

前回、キュベシノブが信頼のおける美容室の目印に育って来た! という内容の記事を書きましたが、このシャンプーは一体どんなシャンプーに仕上がっているのか?

そういった所をお話出来たらと思っています。

ボクが、シャンプーを作る上でとっても大切にしていたのが、アトピーの娘でも痒くならないこと。

また、娘の髪は少し乾燥毛よりで、癖もあります。

ですので、通常の安全性が高いとされるシャンプーを使うと髪がもつれて大変でした。
髪がゴワつくような感じです。

そういうことで、肌にも安全で、乾燥毛でもあまりもつれないシャンプーが必要でした。

そこで、先ずは界面活性剤の特定から勧めていきました。

何故なら、シャンプーの成分で一番多いのが「水」ですが、その次は殆ど「界面活性剤」と言う事に気付き、一番多い成分だからシャンプーの特性に大きく影響を与えると考えたからです。

今では当たり前ですが、当時は有効成分は良く知っていたのですが、シャンプーの構造自体をあまり詳しく知りませんでしたので。

そして、色々な界面活性剤を調べまくりました。
そして行き着いたのが「ラウロイルメチルアラニン」というアミノ酸系の界面活性剤でした。

とても、高価な洗浄成分でリッチ感のある泡立ちで、安全性も申し分なかったんです。

しかし・・・

もっと、安全性の高い界面活性剤は無いのかと調べていくと、当時は殆ど採用されていない知る人ぞ知る、特別な界面活性剤に出会う事が出来ました。

目を引いた特徴の一つに、あらゆる界面活性剤のなかで「細胞毒性」が最も低い界面活性剤という所でした。

原料メーカーさんの他の界面活性剤との比較データですので100%信用出来るものではないかと思いますが、ボクはそれに飛びつきました。

それが当時から現在のキュベシノブシャンプーにまで主剤として採用し続けている「ラウロイルアスパラギン酸Na」というアミノ酸系の界面活性剤でした。

特徴は、酸性のアミノ酸を持ち、洗い上がりは他のアミノ酸に比べて非常にサッパリ感があります。
多分、これ以上のサッパリ感のあるアミノ酸系界面活性剤は無いのではないでしょうか?

ただし、難点が「ラウロイルメチルアラニン」等と比べると非常に泡立ちが弱いんです。

ですので、ある程度の洗浄効果を期待すると、その他に組み合わせる界面活性剤を何れにするかは非常に重要になって来ます。(安全性等を考慮するとですが)

この界面活性剤を主剤におく事で、泡立ちや泡質等の調整に4回のリニューアルを経ることになりました。

また、有効成分等もアトピー肌に欠乏しがちな「セラミド」等を配合しようと考えていたのですが、セラミドは研究員泣かせの原料と研究員の方の中では言われているくらい、配合が難しい成分でした。

どういう事かといいますと、混ぜても混ぜても時間が経つと「分離」してしまうそうです。

そこで、どうしようかな~と言う時に当時真新しいセラミド類似成分の「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」通称「ペリセア」という成分がスキンケアに配合されはじめていました。

これは、有効濃度も数%で充分効果を発揮する原料で洗い流すタイプの製品にはもってこいでした。

何故なら、洗い流すタイプに有効成分を使用する際、有効濃度(効き目が出る濃さ)まで配合すると、バランスが崩れたり、コストが異常にかかってしまうからです。

また、セラミド2とペリセアを乾燥肌に塗布し角層の水分改善効果のデータを見ると、なんとセラミド2を塗布した肌よりもペリセアの方が勝っていました。

そういうことで、採用決定!!

さらに、髪に対しても補修効果があったり、質感が良くなると言った特徴がありましたので、肌、髪両方にこの成分は効果を発揮してくれました。

このように、他の有効成分も「洗い流す」「敏感肌」「乾燥した髪」これらに対してマイナスに働きかけない、逆に少しでもプラスに働きかけるものを厳選していきました。

お陰で、特許成分が3種、特殊な界面活性剤と特徴のある成分をガンガン使いましたので、当時原料に詳しい方から「全部入りシャンプーだね」なんて言われた事もありました。

そして、当然コストも、もの凄くかかった高級シャンプーが誕生したわけです。

ボクが商品を作るときは、たった1人の為に作っていきます。
キュベシノブシャンプーは娘のために作りました。

今考えると、馬鹿だね~って思えますが、当時は娘のアトピーを親として何とか出来ないかという思いだけで突っ走っていました(汗)

そして、処方はバケ学等を大学で勉強した事などない素人の発想です。

そのため、ベテラン研究員の方には理解が困難な処方になってしまいます。
今は、それ程ではなくなって来たと思いますが・・・。

そして、一つ一つの原料の意味や、強いてはボトルサイズやデザインにまでボクが作る商品にはぜ~んぶ意味があります。

それは、誰かのために未開の地に道を切り開いていく感じで商品を作るからだと思います。

この方向に進もう、大きな岩があったから迂回しようか、それとも下をくぐろうか?

川があったら、橋を架けようか、それとも泳いで渡ろうか?

そんな、問題を一つ一つクリアーしながら理想の形を作り上げていきます。

夏前には、さらに険しい道を切り開いて「キュベシノブシャンプー」の姉妹品が誕生します。

これは、目標にたどり着けないかも・・・?
そんな、気持ちに途中なったくらいキツい道を切り開いたシャンプーでした。

情報公開はもう少しお待ちくださいね!

次回は、キュベシノブのネーミングと、デザイン誕生秘話のお話をさせて頂こうかと思っています。

★キュベシノブにご興味のある方には、無料の体験キットがございますので、出来ましたらFacebookメッセージを頂けたらと思います。

※読者の方で以下に心当たりがある方はご一報頂けたら幸いです。
以前、本ブログをお読み頂き、熊本の有本氏(ボクの師匠)へ、頭皮や髪のご相談を頂いた女性の方。その後の状態はいかがでしょうか?有本氏が気にかけられておられますので、お手数ですが、ご連絡を入れて頂けます事をお願い申し上げます。

【追伸】
貴女様の勇気あるご相談に心から感謝致します。
私たちも貴女様の様な方を救う活動を2014年から「SSA」という美容師さん向けの学校を全国に展開し、積極的に行っていきます。

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