ラウリル硫酸Naが発がん性物質ってホントなの?

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

ここまで美容師さんに間違った情報を伝えるのは、もうやめましょうよって言いたくなってしまいました。

実は、シャンプー剤でおなじみの「ラウリル硫酸Na」が「発がん性物質」っていう話を美容師さんに語る人がいるようです。

ボクはこの話を聞いてあきれかえったと言いますか
美容師さんをもう混乱させないで!!って叫びたくなりました。

だって、そんな事実無いのにそんな話を堂々としているのですからね~

では、それが事実であるかをご紹介しますね。

ラウリル硫酸Naは1970年代に発がん性が指摘されたために厚生労働省によって精密な追試が行われました。
しかし、その追試では発がん性は確認されませんでした。

>>>国内調査での発がん性クリアー

また、東京都立環境衛生研究所の調査でも毒性は無いとの結論に達しています。

>>>国内調査での発がん性クリアー

さらに、米国化粧品工業会も化粧品原料評価を行い発がん性を否定していて、インターネットやE-mailで流布される発がん性懸念の噂は虚偽であるとのカナダ健康省や米国癌学会の見解を紹介しています。

>>>海外調査での発がん性クリアー③④⑤

さらに、2014年現在までIARC(国際がん研究機関)やNTP(米国国家毒性プログラム)の発がん性リストに「ラウリル硫酸Na」が載ったことはありません。

>>>海外でのトラブル報告による発がん性クリアー

ちなみに、NTPはアメリカ合衆国保健福祉省中心となり公衆衛生に関わる工業、農業、医薬化粧品、食品添加物等で使われる化学物質の毒物学、分子生物学の研究を行い、毒性物質、特に発がん生物質の最新の検査・研究手段の開発、試験、分類を行う省庁横断的プログラムのことです。

この評価結果は「発がん物質報告書」にまとめられ定期的に刊行され、アメリカにおいてはEPA発がん性評価と共に発がん性評価に関して権威の高い調査報告であり、過去に何度もこの報告書に載った物質が法律で規制されています。

参考:Wikipedia

これだけの信頼出来る機関が調査を行ったにもかかわらず科学的、医学的な根拠が示されていないにも関わらず、発がん性を盛んに主張される背景には、それを語る側の何かを意図した情報操作や、その方々自体がそういったことを勉強していないために、噂話を信じて美容師さんに語っているのではないでしょうか?

ただし、脱脂力が高い界面活性剤であることは間違いないので、肌荒れを起こし易いため取り扱いには注意が必要ではあるかとボクは思います。

ただ、それだけのことですので、大げさな話は忘れてしまいましょう。
そして、「発がん性物質」なんて事を言っている人に正しい情報を逆に教えてあげましょうね。

※読者の方で以下に心当たりがある方はご一報頂けたら幸いです。
以前、本ブログをお読み頂き、熊本の有本氏(ボクの師匠)へ、頭皮や髪のご相談を頂いた女性の方。その後の状態はいかがでしょうか?有本氏が気にかけられておられますので、お手数ですが、ご連絡を入れて頂けます事をお願い申し上げます。

【追伸】
貴女様の勇気あるご相談に心から感謝致します。
私たちも貴女様の様な方を救う活動を2014年から「SSA」という美容師さん向けの学校を全国に展開し、積極的に行っていきます。

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