毛髪と界面活性剤

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

泡が立たないシャンプーや泡立ちにくいシャンプーは髪や肌に対して優しいものが多いですね。
その中で、しばらく使い続けると泡立ちが徐々に良くなってくるものもあります。

例えば、コラーゲン系洗浄剤の「ココイル加水分解 コラーゲンK」という、ダメージ修復効果の高い界面活性剤があります。

これらはPPT系界面活性剤の分類になりますが、界面活性剤にコラーゲンタンパクを持った特殊な界面活性剤です。

これは、髪を洗うたびにコラーゲンPPTを毛髪に補給するコトが出来るのですが、泡立ちが悪いのがデメリットでもあります。

特に、この界面活性剤を初めて使う場合、泡立ちが弱いと殆どの人は感じるかも知れません。
では、何故始めは泡立ちが悪いのに、使い続けていくと泡立ちが良くなってくるのでしょうか?

様々な理由があると思いますが、最近ボクは立証はしておりませんが、ボクなりの仮説をたててみました。

先ず、この界面活性剤は油汚れをとりつつ、髪にはコラーゲンを徐々に補給して行きます。
では、ダメージした髪の毛は何れだけこのコラーゲンを必要としているのでしょうか?

コラーゲン原料をヘアカラーに混ぜて使うと、ダメージヘアでも褪色がかなり遅くなります。
つまり、髪にコラーゲンがかなり吸着している効果です。

すると、界面活性剤にくっついているコラーゲンもまたしかり!

つまり、ダメージ毛の場合コラーゲンが定着するコトが優先されることで、泡立ちが弱い状態になるのではと推測しました。

そして、使い続けて行くうちにダメージがコラーゲンに疑似修復されて行く事で、界面活性剤本来の働きが容易になってくるので、泡立ちが良くなってくる。

このような、仮説をたててみました。

また、アミノ酸系の界面活性剤も同じ事が言えるのではないでしょうか?

つまり、ダメージ毛の方がPPT系やアミノ酸系の界面活性剤を使い始めると、そのダメージ度合いによって泡立ちに大きな違いが出てくるのだと考えました。

ダメージが著しい場合は、ダメージが修復されるまで十分な泡が立たないかもしれない事をお客さんに伝えておけばいいのかも知れません。

キュベシノブも酸性アミノ酸の「アスパラギン酸」を持った界面活性剤を使用していますので、ダメージが著しい方の場合、洗っているうちに泡が無くなることもあります。

これは、先ほどの仮説からすると、ダメージした髪は「アスパラギン酸」や「グルタミン酸」と言った酸性アミノ酸の量が極端に減り、pHはアルカリに傾いているため、ラウロイルアスパラギン酸Naは洗浄よりもアスパラギン酸の補給に強く反応します。

毛髪修復効果の高いシャンプーはみなそうなのかも知れませんね。

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