お客さんはその一手間に価値を感じる

おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

今美容室で扱うヘアカラーが素人でも奇麗に染まるものが重宝され始めています。

カンタンに染められる=失敗が少ない

そういうものが人気だそうです。

しかし、それでいいのでしょうか?

そのお陰で、美容室のへアカラーレベルが落ちてしまったと言われ始めています。

このような光景は今まで1000円近いラーメンを出していたラーメン屋さんが、数百円のカップラーメンを出すようなコトをし始めているようにしかボクには思えません。

でも、そういったヘアカラーが全盛であることは事実です。
何とも、情けない有様ではないかと消費者に言われても仕方ありません。

本来、美容室がお客さんから頂く料金
これは、手間に対しての対価ではないのでしょうか?

そして、その一手間、二手間は時間が経つごとに必ず浮き彫りになって来ます。
やっぱり、美容室で染めると違うよね~って。

これはヘアカラーだけに留まることではない問題ですが、あまりにもカンタンに使えてしまう商剤は数%の拘り・・・言い換えれば隠し味が出来なくなります。

秘伝のタレ、秘伝の製法、こう言った背景にはその一手間は欠かせないもの。
(どうしてもラーメン中毒のボクはこんな表現になってしまいます)

ヘアカラーの教育に時間が割けない、教える人財がいない。
様々な問題がそうさせてしまっているのでしょうが、本来「師」と言われる方はその知識や技術を磨き、素人では到底出来ないことを軽々とやってのける方々のはずです。

一つの例としてヘアカラーをする上で
■色の持つ印象と女性像を見極めてヘアカラーを行いますが、出来るのでしょうか?
■アンダートーンやリフト又は加色の関係性を考えた施術が出来るでしょうか?
■色彩学と薬剤ミックスの色を目で覚えることが出来るでしょうか?
■カラー剤の種類と特徴・・・特にAという染料を使用しているヘアカラー剤を使った場合、時間が経つとどんな色になるのかを計算してカラー剤を選んでいるのでしょうか?
■塗布スピードや塗布量の加減を極めることが出来るでしょうか?

美容室がお客さんに提供するヘアカラーは、上記に上げたことはほんの一部で、基本中の基本ですが、カンタンな商剤を使うことでそれらが完全に無視されてしまいます。

ボクはSSAにて総合美容を学び、業界全体の身震いする様なヘアカラーの危機を感じました。
逆に、ヘアカラーって奥が深く、学べば学ぶ程素人では出来ないな~って思います。

結果、ヘアカラーデザインとう美容室ならではのへアカラーの良さが消されてしまい、最終的に価格勝負という結末を迎えてしまっています。

凄くまずい状況に向かっていると恐ろしくも感じています。

そういう商剤を作っているメーカーさんも美容室のために作られていると思いますが、それはどうしても最終的に美容室を困らせることに繋がっているようにボクは思います。

大切なのは、プロの一手間。
この一手間のために、美容師さんは時間とお金を投資して勉強をする・・・はずです。

そしてそこに、お客さんが美容室に来る価値の一つがあるのではないでしょうか・・・。

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