おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。
今回は、ある人にとっては失礼な記事の内容になるかと思いますので、予めご了承ください。
これはあくまでも、様々な業界の方とのお話をする中で出た答えと思ってお許し下さいね。
その失礼に当たる方とは「ケミカルお宅」と思われる一部の方に対してです。
こんな方がそういわれています。
・ヘアデザイン系のセミナーに参加するより、圧倒的に薬剤中心のセミナーに参加されるケースが多い方。
・ブログやmixi等で成分についての話題が多い方。
・薬液室には沢山の薬液が沢山並び、原料等も決行おかれている方。
・一般の方から見て、もしかして美容師さん?って気づかれない格好をされている方。
・ハイダメージ毛にパーマをかけることに燃えてしまいがちな方。
・新美容よりもマルセルを熟読してしまう方。
・美容師さんどうしの会話で、ケミカル知識で勝負したくなる方または、熱く語ってしまう方。
こう言った方を「ケミカルお宅」と世間では言うそうです。
そして、薬剤や毛髪化学をこよなく愛し勉強しているのにあまりお客さんが増えないらしいのです。
髪にダメージを与えないことを勉強されているのに何故なのでしょうか・・・?
そこで、色々とお客さんに支持されている美容師さんと比較し大きな違いを教えて頂きました。
それは・・・
美容師として当然、薬液知識や毛髪化学は必要ですが、あくまでも「ヘアデザインを作る」という目的の上で不可欠ではあります。
お客さんは先ずは何を優先しますか?
・・・やはり、ヘアデザインです。
それも、美容師さんが作りたいクリエイティブなヘアデザインではなく、あくまでも自分の印象が良くなるヘアデザインです。
TOPにボリュームが欲しいからパーマを希望する・・・ボリュームコントロール。
広がる髪を抑えたいからストレートパーマをかける・・・ボリュームコントロール。
白髪を隠したいからヘアカラーをする・・・明度、彩度、色相コントロール。
髪にツヤ感が欲しいからヘアカラーやトリートメントをする・・・質感コントロール。
全てお客さんの求めるものはヘアデザインです。
そのヘアデザインを提供する側の美容師さんのデザインセンスは、日頃ファッション等にも気を使っているからこそ磨かれて感覚的に形や素材、そして色に対する感覚が養われていきます。
更には、女性心理も理解が早くなってくるというものです。
ですので、当然ケミカルお宅と言われる方のお店はお客さんが増えないという流れになってくるわけです。
つまりどんなに、凄い薬剤を取り揃えようが、どんなに髪に優しくても、仕上がりの見た目がかっこわるければ上手なお店とはお客さんは評価してくれません。
・・・せっかくの努力も報われないということになります。
これは凄く残念です。
それよりも、多少痛んだとしても格好いいヘアスタイルを作ってくれる美容師さんは人気があります。
あくまでも、多少のダメージです。
その理由が、カッコいいヘアスタイルが出来るには、お客さんの気持ちを理解するという当たり前ですが凄く難しいカウンセリングが出来ているからです。
当然、カットを含む技術力やトレンド等も知った上ですが。
お客さんの気持ちを形にする。
それが、美容師さんの本当のお仕事で、その付加価値として髪を傷めなかったりするケミカル知識が必要になってくるのではないでしょうか?
ある人が言っていました・・・
一部の美容師さんがケミカルに走るのは、デザインに自信がないからだと。
・・・この言葉は胸に刺さります。
つまり、ケミカルが強ければ他店と勝負出来るという誤った判断をして、ケミカルの勉強にはまってしまったと。
ある意味、そこに勝機を見たわけですが、結果は儲からない。
ですので、そういった方はヘアデザインを勉強するとパーフェクトになると思います。
・・・まっ、逆も有りですね。
ヘアデザインは上手だけれど、毛髪知識や薬剤知識が無いかたが、ケミカルを学ぶ。
あくまでも、ヘアデザインのためのケミカルであって、自己満足のケミカルになってはいけないということですね。
でも、ケミカルとヘアデザインを同時に学ぼうとすると、そんなセミナーなかなか無いんですよね~。
だいたいが、薬液の取り扱い説明が中心のセミナーか、ヘアデザイン中心であまり薬液には気を使わないセミナーばかり。
特に、パーマなんかはその類いのセミナーが殆どですので、そのセミナーに参加してもお客さんはパーマをかけなくなるんですよね。
あ~両方をバランスよく吸収出来たら・・・。
そう思いませんか?
そういうセミナーがあって自分のものになったらきっと、お客さんは増えますよね。
そう思ったあなた!
そんなセミナーがココにあるんじゃないでしょうか→美容アカデミーSSA