シャンプーソムリエ こと関川忍です。
数年前にボクは社内の通信ツールとしてiPhoneを採用しました。
それから数年、iPhone使用者が確実に増えてきた今日。
ちなみに、その前はボクはソーニーのXperiaを使用していました。
そして、今年家内の携帯がガラ携でしたので、いい加減変えようということで、iPhoneを勧めました。
その時まで携帯販売店はdocomoでしたので、店舗に行き、docomoではiPhoneの導入はしないのか?
と問い合わせてみた所
「自社で修理等が出来ない商品はdocomoとしては取り扱わない方針なんです。」
という返答を頂きました。
docomoのポリシーなので、まあカッコいい拘りだな~と思い仕方がないと諦めることに。
そこで、iPhoneの素晴らしさを実感しているボクは、スマホならiPhoneと家内に散々説明し、docomoを解約しSoftbancでiPhoneに機種編しました。
それから数ヶ月、あれだけ拒んでいたdocomoがiPhoneを取り扱うことになりました。
もう少し、我慢しておけば・・・と思う所です。
このdocomoがガンとしたポリシーを覆したことで、iPhoneの市場に対する影響力を考えてみると、以外に美容室にも当てはまる要素が沢山あるのかとボクは感じました。
先ず、iPhoneはアップル社独自のアイディアから生まれた商品です。
さらに、故ジョブズ氏が非常にデザインに拘っていたため、見た目もそれまでの携帯とは全く違っていました。
そして、その機種を形作る素材一つ一つがまた非常に拘ったもの。
以前の記事で書いた「ゴリラガラス 」もその一つです。
そして、電話機能以外の消費者の私生活を一変する様々なアプリ機能という内容の充実。
また、このiPhoneを市場へ流通するためのマーケティングにも通常CEO等はあまり口を出さないそうですが、故ジョブズ氏は積極的に参加していたそうです。
つまり、もの作りへの究極の拘りからマーケティング手法に至まで、市場にとってベストな製品に仕上げられたのがiPhoneなんです。
・・・ちょっと褒め過ぎですが、事実です。
こういった、他の携帯端末とは比べもに成らない、シンプルさとハイスペックを融合させた機種であるが故に、スマートフォンの中でもiPhoneが消費者からの高い支持を得たのではないかとボクは感じています。
そして、消費者の生活に豊かさをもたらしました。
では、これを美容室に置き換えると・・・
消費者の私生活を豊かにする、ワクワクさせる美容室像とは・・・?
デザイン=ヘアデザイン
使い易さ=ヘアスタイルの再現性
素材=髪・肌・健康
材質=取り扱う商剤
アプリ=サービス・利便性・店内環境
マーケティング=価値の伝え方(ブランディング)
これらが消費者に向けて一点集中することで、様々な独自性が生まれてくるのではないでしょうか?
今、価格でお客さんを取り合っている美容室は市場に本来の美容の楽しさを伝える事が出来るのでしょうか?
故ジョブズ氏は、携帯端末の市場に対してお金を儲けることだけにiPhoneを産み出したのでしょうか?
・・・書籍「スティーブ・ジョブズ」にはそうは書かれていません。
今の時代、市場が求めるのは自分たちを豊かにしてくれる、豊かな気持ちにさせてくれる。
そんな、お店や商品を求めているのではないかとボクは感じています。
美容室が市場を豊かにすることとは・・・?
この1点を真剣に考えることで、きっとiPhoneのようなアイディアが産まれる。
それは、決して安くは無いものですが、結果大きなものをも動かす力になってくる。
それが、docomoがiPhoneを採用したという事実で証明されたようにボクは思います。
目の前のお客さんにとっての美容師さんが成すべきこととは・・・?
答えが見つかるには時間が必要かも知れませんが、考え続けることを止めてはいけない。
特に、価格を守りそのかわり日夜価値を高める努力をされている美容師さんは
iPhoneのような独自の価値を創造することが出来るとボクは信じています。
頑張って下さい!
きっとアップル社のようなお店に成るはずです。