
おはようございます。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。
先日から、関川家恒例の家族旅行に来ております。
今回は、子供達と川遊びするために那須高原!
そこで現地に近づくとやたら目にしたご当地グルメの看板。
家人や弟がやたら盛り上がっていたので、「スープ入り焼きそば」の発祥の地に足を運んでみました。
※写真をクリックしてみてね。
なんか、ネーミングからして強引に作った感があったので
どうせ外すだろうな~って・・・あまり期待していませんでした。(ボクだけ)
そして、出て来たのがこれ!
香りはウースター系のソース焼きそばで、見た目はラーメン。
そして・・・
一口・・・?
二口・・・??
三口・・・!?
あれ~美味しいんじゃない!!
結果、なかなかのお味で美味しく頂いちゃいました。
(後を引きずる味でした)
・・・疑ってスミマセンでした(汗)
そして、何故このような異質な組み合わせでラーメン、いや「スープ入り焼きそば」をメニュー化したのかが気になるところ。
すると、こういう背景があったんです。
戦前からやっていた当店の店主「彦吉」さんが、出前を頼んだお客さんから
「焼きそばだけだと足りないから、ラーメンのスープも持って来て」と言われたそうです。
当時はラップも蓋もないので、そのまま持っていくと殆どがこぼれてしまいます。
そこで、考えついたのが、ラーメンのスープの中に焼きそばを入れるということだったそうです。
よくもま~そういう発想をしたものです。
このスープ入り焼きそばは50年以上も前から存在し、芸能人等も沢山訪れている評判のお店だったんです。
当然、平日でありながら次々に来客が絶えません。
もちろん、皆さんの注文は「スープ入り焼きそば」
気丈論では生まれない本物のオリジナル。
それは、常にお客さんと寄り添い、「あれっ?」て思う一言を叶えてあげようとするプロ意識から生まれるんですね。
既成概念や常識に捉われていては、こういった息の長い優れたオリジナル商品は決して世に産み出す事は出来ないのではと、気づかされた旅のエピソードでした。