値崩れなのか、進化なのか?

■値崩れなのか、進化なのか?

こんにちは。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。

今日は鹿児島に向けての移動です。
飛行機や新幹線といった交通手段が色々と整った日本で良かった。

最近つくづく思います。
その交通手段も随分と安い所が出て来ています。

そんななかで、タクシー業界は大変な事になっているようです。
なんと、ワンコインタクシーが大阪にはあるんですね。

これ、初乗りは¥500!
メチャメチャ安いですね~。

でも、この¥500タクシーが出て来たお陰で一気にタクシー料金が崩れました。
こういった、状況を見ているとまるでネットの世界と同じです。

ネットの方が安いから店舗で商品を買わずにネットばかりという方も少なくないのではないでしょうか?
そう、ネットで1つでも、その商品の価格が安いものが出てしまうと、あっという間に他のネットショッピングサイトでもそれの価格を安くしていきます。

ここで、その商品の価値が崩れるわけです。
つまり、「商品が死んだ」ともいわれる状況が短期間で起きてしまいます。

商品が死んだとは、その商品価値は単なる客寄せパンダでしかなくなり、ネットショップに対して利益は殆ど無くなるわけです。

どうしても市場は価格に敏感なのは仕方ありませんが、そういった商売は何れ疲弊して行きます。
だって、誰も利益が殆ど取れなくなるのですから。

やってもやっても、我が暮らし楽にならずということです。
タクシー業界もこのような状態に突入し、ドライバーの方は食べて行くのに本当に大変だそうです。

これが今の社会の姿ではありますが、このままでいいのでしょうか?
もともと、世の中は価値を高めるために進化してきました。

しかし、利益率があまりにも悪いと、進化を遅らせる事になります。
それは、他のサービスや研究開発等への投資が出来なくなるからです。

当然、質のいいものが出てこなくなります。
アマゾンは上場した時に、株主さん方にしばらくは配当金0を宣言しました。

その分の収益を企業進化に費やすためです。
そのお陰で、今では世界的な企業へと成長しました。

適切な利益を確保し、未来への投資を充分に行う。
それが、企業成長の栄養源ではなのでしょうか?

先日、ある美容師さんがこんなことを言っていました。
出入りしているディーラーさんが
「価値を高めて安売りに負けないようにしたほうが良いですよ。」

と、お店を応援してくれているそうです。

しかし、そのディーラーさん自体は
「この商品○○%引きでお徳ですって」
よく営業をかけてくるらしいです。

なんか、おかしくないですか?

こんな、お話をお聞きしました。

確かに、いっている事とやっている事が違いすぎますね。

僕のマーケティングの師匠である藤村先生は常に
「安売りは悪」といわれています。

ちなみに、価格を落とす、マーケティングのシナリオもありますので
常に価格を安くしている事や、コストダウンさせて粗悪なものを世に排出する事を「悪」といわれています。

そして、数百人の弟子はその考えを元にそれぞれのビジネスの価値を高める努力をしています。
ビジネスを通して、皆が幸せになるために。

そのような視点で定価、またその業種の適正価格を極端に安くするのは
進化といえるのでしょうか・・・?

日本中でデフレにストップをかけたいと思いつつ
なかなか、その思考や体質をかえるにはもうしばらく時間が必要なのかも知れませんね。

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