
■キューティクルって複雑
こんにちは。
シャンプーソムリエこと関川忍です。
髪の毛を細部にわたって勉強し直すとまだまだ鵜用曲折です。
新美容のマルセルの記事を読んでいて、実際に模型画を作ってみたのですが、ますます何が何処に作用して髪がどうなっていくのか道の世界がまだまだ沢山あると感じました。
某有名化粧品メーカーさんの研究によれば「18MEA」は髪表面のみに存在するとの事ですが、マルセルでは以下の図のようにCMC内部にも存在します。
また、同じようなものでも、18-MEAではない物も存在しています。
多分、ダメージする時には同じような劣化をするのでしょうが・・・。
また、疎水性の層にはケラチンタンパクと、繊維状タンパクがあって、細かく分かれています。
この模型は、それらを統合して描いたのですが、これも正解とは言えないかもしれません。
文献や、研究者の話を聞くと、にたようなことを言っているようで、実は微妙に違っていたりします。
ですので、何れが正しいのかは結局の所未解決なのかも知れません。
ただ言える事は、想像以上に髪の毛は複雑に作られているということです。
このような、複雑な構造を持つ髪の毛を扱う美容師さんは最後は自分の目と指先の感覚をたよりに過去の経験と照らし合わせながら、ベストの施術方法を導きだすための想像力をフルに効かせなくてはいけないという事になります。
マルセルでは、結局美容師さんの感の部分と、研究社が分析して解ってきた理論は、一致する事が多いと書かれていました。
美容師さんの日々の蓄積された経験から導きだした理論が正しい問う事ですね。
ですので、真剣に髪と向き合えばあうだけ、研究者の方達と同じエベルで髪をみているということになります。
美容師の方、ドンドンと経験値を上げていきましょうね!
その経験値を理論化したら、最新の毛髪化学が誕生しますからね。