アシル化、シリル化って?

■アシル化、シリル化って?

 

こんにちは。

シャンプーソムリエ こと関川忍です。

 

ケミカルを勉強していくと「アシル化」「シリル化」という言葉が出てきます。

今回は、それぞれの特徴をお伝えしようと思います。

 

先ず「アシル化」についてです。

アシル化とは有機化合物の「ヒドロキシル基」「アミノ基」「芳香環」などの水素をアシル基(R-CO-)で置換することを言いますが、なんだか解りません。

 

カンタンに言うと、脂肪酸を合成するコトで、正式には「アルカノイル化」といいます。

 

脂肪酸は脂質をつくっている成分ですが、「飽和脂肪酸」「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」に分けられます。

 

例えば、脂肪酸アルカリ塩(ナトリウム塩・カリウム塩)等石鹸の原料等がそうですね。

 

次に「シリル化」についてです。

このシリル化とは「水にも脂にも馴染みにくくするコト」です。

 

簡単に言うと有機化合物にSi(ケイ素)・・・つまり、シリコン構造部分をつけるコトです。

サロンマーケティング研究所ブログ
美容室のPPTの殆どがコレと言っても過言ではない位に使われている
成和化成のプロモイス®

 

例として、シリル化タイプのプロモイスについての成和化成さんの解説です。
>>ペプチドのアミノ末端をシリル化することで、ペプチドのもつ毛髪修復機能と、シリコーン化合物のもつ毛髪へのなめらかな質感をあわせたタイプです。ドライヤー等の加熱処理で、毛髪表面に被膜を形成する“ヒートアクティブ効果”により、毛髪を保護、保湿し、風合いを向上させます。

このシリル化したモノによく「ヒートアクティブ・・・」とかいうPPT等がありますが、これらの特徴は、髪のダメージ部分は親水性になっています。

 

つまり、加水分解したPPTは馴染みが良いわけです。

 

が、しかし!!

 

そのままでは親水性のためシャワーですぐに流れ落ちてしまいます。

 

そこで、そう言った加水分解したPPTの構造の一部を疎水性にします。

 

すすと、親水性の部分の上に疎水性の部分がフタをする形になりますので、シャワーをしても流れ落ちにくくなるというわけです。

 

なんとも、ややこしい言葉でしょうね。

まっ、ようするに「ヒートなんとか」と言ったら、そう言うコトかとイメージ出来ればいいんじゃないでしょうか。

 

ちなみに、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ) ヒドロキシプロピル加水分解○○という表示成分がそれになります。

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