
■お客さんが求めるのは技術では無い
こんにちは。
シャンプーソムリエ こと関川忍です。
今日は、高井戸倶楽部でエクスペリエンスマーケティングセミナーでした。
今回は「技術を売るな!体験を売れ!」というテーマでした。
つまり・・・
モノにいくら新しい機能をつけても、付加価値をつけても、
売れないものは売れないのです。
なぜなら、消費者は「モノ」は欲しくないから。
今回は美容師さん人口が高いセミナーでしたので、オープニングは・・・
3人の塾生の美容師さんが登場し、藤村先生をお客さんに見立ててたオープニングです。
藤村先生はこう語ります。
例えば美容室で技術を磨くのは当たり前で、どこのお店も同じコト・・・そうお客さんは思っています。
だから、新規のお客さんを集めようと思っても、技術の高さを謳ってもなかなか選んでもらえません。
1995年~2006年の中で情報量が637倍になりました。
つまり、1995年の時に1日10個の情報をキャッチしていた人は、2006年には6,370個の情報をキャッチするしているコトになるので、選ぶのが物凄く大変な時代なんです。
更に、今ではFacebookやTwitter等のSNSの影響情報の量が増え続けています。
益々、選ぶのが大変な時代になったのですから、もう技術や資格があるという理由を伝えても新規のお客さんを集めるのは厳しい時代なんですと。
技術に拘る美容業界ですが、もうそれだけではお客さんに選んでもらえない時代だってコトですね。
選んでもらう理由を解り易く伝えることが、ビジネスの成功のカギですね。
続いて、そういった時代に気づいて、売上を上げている茨城県水戸市に店舗を構えるヘアーサロンカモシダの鴨志田さん(通称:英兄)が、体験談を紹介してくれました。
ヘアーサロンカモシダさんのHP新規のお客さんが沢山来ているHPとブログは参考になります。→http://www.geocities.jp/hskamo/
英兄は、知る人ぞ知る理容業界ではコンテスターで数々の大会で入賞をしている技術派の方です。
そんな技術派の人が技術だけでは選ばれないと気づき、エクスペリエンスマーケティングを学ばれました。
そのおかげで、売上も今まで以上に上がり順調です。
さらに、売上以上にお客さんとの関係性が強くなって仕事が楽しくなったそうです。
しかし、技術を捨てたわけではありません。
今まで通り技術にも拘りを持ち続け、教え子たちは数々のコンテストで現在も優勝しています。
そう言った、基本ベースがあってそこにマーケティングというモノを取り入れたんです。
技術やケミカルに拘っても、お客さんはそれは当たり前と思っていたというコトですね。