髪肌のペーハー

■髪肌のペーパー

 

おはようございます。

シャンプーソムリエ こと関川忍です。

 

弱酸性という言葉・・・今じゃ一般消費者でも十分に知っているpH(ペーハー)のコトですね。

 

このpHの「p」は、ポテンシャル(Potential)「H」は水素を表すハイドロゲン(Hydrogen)の頭文字で、直訳すれば、「水素の潜在力」ということになります。

つまりは、水素イオン濃度指数を指す呼び方です。

pHは数値で表すコトが出来るのですが、1~14の数値で示しています。
化学的には、pH7が中性ですが、私たちの肌や髪は、元々PH5.5ぐらいの弱酸性なのです。

水に溶け電気的な性質を持つ全ての物質は(電解質)、水溶液中で、酸性またはアルカリ性の性質を水素イオン(H+)には、対極の存在として水酸イオン(OH-)があり、-電気を帯びていて同量の水素イオンの+電気を打ち消します。

 

このpHは水溶性でなければ測定できないのですが、何故かと言うと水溶液中にはこの両方が存在し、水素イオン(H+)の濃度が上回ったとき、酸性を示し、水酸イオン(OH-)濃度が上回ったときはアルカリ性を示します。

 

そして、pHが4.5~5.5の弱酸性と言われる領域が一番、細胞が安定すると言われているからですね。

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pH試験紙

では、pHがアルカリ生になるとどんなことが起こるかと言いますと、肌はバリア機能が低下しますし、髪も強度が低下します。

 

このpHはシャンプーにおける界面活性剤の働きにも大きく影響を与えます。

基本pHが高い方が泡立ちが良かったりするものですが、界面活性剤の種類によっては良くなったりもします。

 

未だ石鹸推奨派の方がいらっしゃいますが、液体石鹸の場合、主剤に「カリ石鹸」を使用します。

しかし、このカリ石鹸は弱酸性になると泡立ち急激に落ちてしまいます。

 

逆にpHが10位(パーマ液等と同等)になると非常に泡立ちが良くなります。

 

つまり、液体の石鹸シャンプーで泡立ちが良いものはpHが高いので、髪にとっては結構な強度低下を引き起こす場合が考えられます。

 

ですので、湯洗もしっかりと行い、さらに髪のpHを下げるために酸性のリンスやトリートメントが必要になってきます。

 

液体石鹸をお使いの方はそこを踏まえた、シャンプー後のアフター処理をキチンと行うと良いですね。

 

ちなみに、脂肪酸という肌のpHを弱酸性にする物質は「皮膚常在菌」「リパーゼ」という酵素が分解して産生されるのですが、このリパーゼのpHは5.0の弱酸性です。

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