ビーカーワークと甘く見ては失礼だった

■サンプルなんてスグ出来そうと想っていた方へ

 

こんにちは。

シャンプーソムリエこと関川忍です。

 

ボクは、様々な商品開発に触れる機会が比較的多くあります。

そんな時、先ずはサンプル(試作)段階から始まります。

 

そのサンプル(試作)は研究所内でのビーカーワークで作られています。

 

そこで、殆どの人は思うはずです。

ビーカーに原料を入れてガラス棒でくるくると混ぜれば出来るんじゃないか?って。

 

ボクも以前はそうでした。

 

・・・が!

 

本当は結構大変な作業を研究の方々はやられています。

殆どの化粧品は原料を混ぜることで空気が入って泡が立ちます。

この泡が実は非常に厄介です。

 

泡を適当にしておくと、商品化した時に、徐々に気体が抜けて水が浮いてきます。

これでは完成度の低い粗い製品になってしまします。

 

また、空気が多く残っていると夏場などはボトルが膨張してパンパンになったりもします。

 

この例はトリートメントのサンプル(試作)を作る工程ですが大変なのは空気を抜く作業。

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真空容器に調合したトリートメントを入れます。

この段階では、見た目的に完成品?と思えますが、真空状態にしていると・・・・

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まるで、ホットケーキを焼いている時のように、トリートメントが膨れてきます。

これが、トリートメント内に含まれていた空気が逃げようとしているところです。

 

初めのころはあっと言う間に膨張してしまいます。

この工程を数時間かけて何回も行っていきます。

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すると、最後の最後に完全に空気が消えると、泡が一瞬にして収縮・・・?

トリートメントが収縮していきます。

 

ちなみに、このトリートメントは2日かけて行っています。

商品に空気が入ると言うコトはそれだけ商品化が面倒になってくるんですね。

 

裏を返せば、シャンプーやトリートメントに空気は入っていないモノが商品化されていると言うコトです。

ですので、水が浮いてきたシャンプーやトリートメントは手抜き?商品かもしれません。

 

そして、少しサンプル試したいなんて頼むときは、研究員さんの苦労を解った上でお願いないといけませんね。

工場によっては、この作業自体非常にコストがかかるので、有料でという所もあります。

 

確かに、お金をとりたくなる時間のかかる作業です。

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