
■永遠のテーマに前進あり!
こんにちは。
シャンプーソムリエことセッキーです。
化粧品業界でも目を光らせておかなければならない「再生医療」。
10年くらい前にボクは胎盤から保管する「幹細胞」の事業に少しだけ携わったコトがありましたので、そこからズット「再生医療」には興味がありました。
今回の「再生医療」の前進は、体の様々な細胞に変化できる胚性幹細胞(ES細胞)を繰り返し培養すると、ゲノム(全遺伝情報)に変化が起きやすい不安定な系統と変化しにくい系統が出てくることが、京都大や英シェフィールド大などの国際共同研究チームによる大規模調査でわかったというNEWSです。
このES細胞は不安定な系統の場合、ゲノムになり易くなりますが、そうなるコトで細胞が「がん化」につながる恐れがあります。
つまり、「再生医療」には変化しにくい「安全な細胞」を選ぶ必要があります。
今回の発表はその「変化しにくい細胞」を選ぶ目安になるとっても凄い研究成果だとボクは思います。
胚性幹細胞
その研究の詳細は・・・
英、米、豪などで作製したES細胞125系統のゲノムを比較。
容器を換えて細胞培養を続ける回数が約50回を超えると、35%で染色体の数や長さが変わったというのです。
つまり、ガンになり易い細胞が35%見つかったと言うコトです。
中でも、人間では23対ある染色体のうち、細胞増殖に関わる遺伝子が集中する20番染色体で変化が目立ったようです。
一方、京都大作製の1系統は168回培養を繰り返しても変化しなかった。
この1系統は今後再生医療にとって重要な調査対象とあることでしょうね。