茶のしずく石鹸について~後篇

■茶のしずく石鹸について~後篇

 

こんばんは。

シャンプーソムリエことセッキーです。

 

「茶のしずく石鹸事件」を機に、化粧品業界としては異常自体が起きました。

 

ここで、化粧品業界とあえて言っていますが、化粧品業界には2つの商品の区分があります。

一つは、「化粧品」もう一つは「医薬部外品」です。

 

そのなかで、茶のしずく石鹸は「医薬部外品」として「薬用」を謳っていた石鹸でもあります。

 

医薬部外品は、「薬事法」上では、「医薬品」「化粧品」の中間的な分類で、人体に対する作用の緩やかなものとされています。

 

予防効果を謳ったり、医薬品よりは効果が無いにしても、人体に何らかの改善効果をもたらすものがこれに含まれます。

 

話は戻りますが、この「茶のしずく石鹸」昨年10月~2011年10月時点で471人が、アレルギー症状を発症し、うち66人は救急受診や入院が必要となる重篤な症状で、一時意識不明になった例もあったようです。

 

一般的な小麦アレルギーは、パンやパスタ、うどんなど小麦食品を食べたコトがきっかけで発症します。

しかし、「茶のしずく石鹸」によるアレルギーは、洗顔を続けたことで、皮膚や粘膜から「加水分解小麦末」成分が体に吸収されて起きたとみられています。

 

そこで、ボク個人的な見解をココからお話ししようかと思います。

先ず、私たちの身体は部位によって経皮吸収率が違っています。

 

先ず、二の腕の部分を「1」としてみると・・・

 

美容師さんが最も気になる「頭」

 

サロンマーケティング研究所ブログ

 

ココは二の腕の3.5倍の吸収率です。

では、茶のしずく石鹸が使われる部位「顔」「額」は・・・

 

サロンマーケティング研究所ブログ

 

顔が13倍で、額が6倍とかなり高くなっています。

 

つまり・・・

 

分子量が700と皮膚には浸透し易く、体内には吸収されない「加水分解コムギ末」成分が、「顔」や「額」という経皮吸収し易い部位に使い続けるコトで、体内に徐々に侵入していったのかも知れないと考えます。

 

これがシャンプーやトリートメントであればそれほど問題にはならなかったのかもしれません。

 

また、もう一つその原因を作ったのが「石鹸」であると言うコトです。

 

石鹸の良さは泡立ちと脱脂感です。

脱脂は汚れを取りますが、皮脂膜も取ってしまいます。

 

つまり、肌バリヤ機能が無い状態を作ると言うコトです。

そうなるコトで、肌からの化学成分の侵入が容易になります。

 

さらに、石鹸は高いアルカリ性を示すものがありますので、茶のしずく石鹸がpH10を超えていたとしたら、一段と脱脂力が高まり、肌バリアの再生が追い付かない人が出てきます。

 

この茶のしずく石鹸による事件の原因をまとめますと

 

①茶のしずくが石鹸のため、肌バリア機能を取り過ぎた

②高いペーハーのため、肌バリア機能の不安定状態が長い

③肌バリア機能回復前に、再度洗顔によって状況を悪化させた

④経皮吸収率の高い「顔」「額」を洗う商品であった

⑤分子量を小さくした「加水分解コムギ末」を使用した

 

この5の条件が重なりあって、今回の事件が起きたのではないかとボクは考えます。

 

今回の事件は化粧品業界に様々な問題を投げかけました。

そして、消費者が自分で使う化粧品には何が使われているのか?

 

それに関して、少し興味と意識が出てくるかとボクは期待します。

 

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茶のしずく石鹸について~前編

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