
■保湿成分と毛髪の関係
こんばんは。シャンプーソムリエことセッキーです。
髪に保湿力をつけるために「ヒアルロン酸」を使用しているシャンプーやトリートメントがありますね。
よく、1gで6Lのお水を抱き込む力があると言う理由で、使われています。
では、そのヒアルロン酸が髪に残るかと言うと、お湯で洗い流した時点で殆ど流れてしまうのが現状です。
そこで、登場したのがカチオン化ヒアルロン酸(ヒアロベール®)です。
表示名:ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
このヒアロベール®は、従来のヒアルロン酸の主構造となる部分がカチオン化(プラスイオン化)された新しいヒアルロン酸で、従来のヒアルロン酸に比べて毛髪への吸着力が高く、キューティクルのリフトアップ(はがれ)が修復されることも期待できる原料です。
では、ヒアルロン酸が髪についていて、髪の保水力が保たれているのか・・・?
その効果に期待していると思いますが、実は保水力は持続しません。
例えばヒアルロン酸入りの化粧水を使った後でも「フタ」をする意味で乳液やクリームを使います。
つまり、ヒアルロン酸はお水を抱き込む力はあるんですが、保水(水分を保つ)力は弱いんですね。
これを、髪で考えると、例えばヒアルロン酸が髪に残っていたとしても、必ずドライヤーで水分を飛ばして髪型を整えます。
この作業中にヒアルロン酸が抱き込んだ水分は蒸発していきます。
つまり、髪においては肌以上に保水している時間が短時間・・・シャンプーの間だけ?
そのような働きであることが見えてきます。
まぁ、グリセリンなどと併称すると高い保湿を持つコトができますが・・・。
ヒアルロン酸=保湿とは考えない方がいいですね。