
■マーケティングを分析する上で
おはようございます。セッキーこと関川忍です。
ボクはクライアント先で、よく常連さんの声を取るコトがあります。
それは「パレートの法則」を参考にしているからです。
この法則は、1897年にイタリアの経済学者V・パレートが、所得分布について発表した法則です。
パレートの法則は、別名2:8の法則とも言われます。
例えば、全顧客の20%が全体売上の80%を占めると言うことでもあります。
つまり、常連のお客さんでお店の売上の80%は維持されているというコトが言えます。
よって、売上を伸ばすには、顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的と言うコトです。
どうしても、売上を上げようと思うと、全員のお客さんに・・・
そう思いがちですが、実際には長年通ってくれているお客さんや、年に何回も来店してくれているお客さんの声を拾い、そのお客さんにもっと喜んでもらえることは何だろう?
そのコトを考える方が効率的ですし、的を絞ったアイディアも出し易くなります。
また、新メニュー等の声も、2割のお客さんに先ずは聞いてみると言うコトもできます。
大体のお客さんは常連さんですので、お店が良くなるためのアドバイスや、情報をくれたりします。
何か始めようと思う時、お客さんに協力してもらうと良いですね。
また、最近、幅広い層に注目を集めている「ドラッカー」が力説していたのは、「企業とは何か」・「自分の行うべき事業とは何か」・「人を活かす」・「社会に貢献する」・「顧客創造」などです。
ここでの「顧客創造」とは、顧客を創り出すコトを意味すると思いますが、ボクは顧客と共に新しい価値の創造の方がしっくりきます。
つまり、20%の既存顧客と共に、お店の価値を創り上げるのが、マーケティングの重要な視点ではないではないでしょうか?