
■アトピー性皮膚炎の予防①
こんばんは。セッキーこと関川忍です。
ボクの娘(小学校4年生)はアトピーに小さい頃から悩まされていました。
そのおかげで、様々な勉強もしてきました。
ある程度はそのおかげでアトピーから守ってあげる事が出来ていると思います。
でも、アトピーは様々な原因が複雑に絡みあったものです。
それを大きく分けると
「皮膚機能の異常」と「アレルギー」に分けられます。
皮膚機能の異常は例えば・・・
皮膚のバリア機能の低下、表皮内の神経の増加、汗の中の免疫物質の分泌低下など数種類あります。
アレルギーは・・・
ダニや花粉などの環境抗原、細菌や金属等の接触抗原など数種類あります。
アトピー性皮膚炎はこれらが複雑に絡み合って、ある一定の水準を超えた時に発症すると言われています。
そこで、ボクの専門分野であるスキンケアではどのような対処方が出来るのか?
今回はそこにスポットを当ててご紹介しようかと思います。
スキンケアの基本は
①肌を清潔にすること
②皮膚に水分や脂分を補い、水分の蒸発を防ぐこと
この二つが鍵を握っています。
その理由は、健康な人の、乾燥している肌には殆どいない菌が、アトピーの人の肌には約80%以上の確率でそれが存在しているんです。
それは・・・
黄色ブドウ球菌です。
この黄色ブドウ球菌は、それ自体にアレルギーを示す人も中にはいますが、もっとも多いのが、炎症した肌は黄色ブドウ球菌が急激に炎症を悪化させるんです。
それも1000倍以上という物凄い早さで、炎症を悪化させることが分かっています。
この対処法は入浴です。
約15分位の時間で適度な温度の湯船にゆっくりと浸かります。
これにより皮膚の乾燥を防いでいきます。
そして、身体を洗う時は石鹸は使いません。
石鹸は肌をアルカリ性にして、皮膚や炎症部分のひび割れを広げる可能性があるからです。
ひび割れが広がれば、その隙間から異物が入り込んで痒くなします。
お風呂から上がった後は、直ぐに水分が蒸発しないように保湿剤を塗ります。
ボクのオススメは医療でも使われているホホバオイル等が良いかと思います。
ポイントは「入浴」と「保湿」です。
シャワーだけで過ごしがちな人でアトピーの方は試してみて欲しいものです。
補足として、お風呂の温度は熱くなり過ぎない、やや低めの温度が良いかと思います。