
■期間限定品には人は魅力を感じる
おはようございます。関川忍ことセッキーです!
あなたは、「期間限定モノ」に魅力を感じますか?
例えば・・・
映画好きな人は、YouTube やDVDでは満足できないので、観たい映画は必ず映画館で観ると言いますね。
これも公開期間がありますので、映画館は「期間限定モノ」を常に取り扱っていますね。
先日、ボクはその「期間限定」につい買ってしまったものがあります。
今年、戦国武将である「前田慶次(まえだけいじ)」の400回忌に当たる年になるようです。
前田慶次は、原哲夫氏による集英社週刊少年ジャンプに連載された、『花の慶次 -雲のかなたに-』(はなのけいじ くものかなたに)で一躍世に名を知られるようになりました。
そして、慶次が晩年を過ごしたのが上杉領である米沢藩(現山形県米沢市)
当時の藩主はNHK「天地人」でもドラマ化された上杉景勝公、そして景勝公に殉じたのが直江兼続。
前田慶次は特に兼続との親交が深かったようです。
そして、ボクが買ったしまったこのお酒。
酒蔵は、創業410年になる米沢藩、上杉家御用達酒蔵の「小嶋総本店」。
この小嶋さんが上杉城史苑でこのお酒を販売していました。
店頭の人の話を聞くと、創業して10年目に前田慶次は亡くなっているので、米沢藩に縁の深かった彼は、きっとこの酒を飲んだかも知れませんね・・・。
この酒を400回忌の記念酒に選ばれたのは原先生なんです。。
原先生は非常に前田慶次が好きなようで、色々と協力していただいています。
実は、このお酒、すでにインターネットでは完売のようで、製造本数も決まっているので、数は少なくなってきています。
今日もこに並んでいるだけで終わりです。
そして、ついボクの財布のひもが緩み
「これください!」
・・・というわけです。
ここにマーケティングが隠されています。
●上杉城に来ている人は何らかの上杉の歴史に興味がある
●前田慶次を知ってるまたは「原先生」の漫画のファンがいる可能性もある
●米沢だったらお酒のお土産も選ぶ人もいる
●限定(400年に一度)
ボクはお酒は弱く、日本酒なんてほとんど飲まないのですが、日本酒を買ってしまいました。
つまり、ボクは日本酒のスペック(どんな味で、どういう作りをしているのか)なんて一度も聞いていません。
聞いたのはその「花の慶次」純米大吟醸の背景を聞いただけです。
その他にも銘酒と思わしきお酒はあったのですが、これを購入したのは、聞いた背景がボクの感情を刺激したためですね。
そして、迷う気持ちをプッシュしたのは「限定」です。
「限定」とう言葉は、迷っている人の感情をプッシュします。
上手に感情の動線を描くコトで、「限定」という言葉は凄いパワーを発揮しますね。