■裏カルテ 第3回
(1)
おはようございます。東譲ことガネーシャです。
今日から5月ですね。
美容業界は、短くても30分以上、お客様と接する時間があります。
これは、顧客との関係作りを考えた時、とても恵まれた環境といえます。
多くの異業種では、顧客との接点作りに苦慮し、膨大なコストをかけ追求しています。
美容界では、日常当たり前の風景ですので、ほとんど注目されていませんが、改めて、見直して頂きたいポイントです。
お客様と接する時間の長さは、失客率の低下に効果があります。
時間に十分恵まれている美容界は、その時間の質を向上させるだけで良いのです。
失客率0%が夢ではない恵まれた業種ですね。
さて、時間の質の追求。
質の高い時間とは、いったいなんでしょう?
難しく感じるかもしれませんが、答えはカンタンです。
【質の高い時間】 = 【短く感じる時間】
好きなコトをしている時、好きな人と会っている時短く感じますよね。
これは、『情熱の有無』が、大きく関わっています。
つまり、質の高い時間とは、『熱中している時間』なんです。
この視点で見ると、質の高い時間は情熱を持っている人のみが生み出す特殊な時間概念。
このように言えると思います。
サロン現場を見ると、全くその通りになっています。
人気のある理美容師さんは、「絶対にお客様をキレイにする!」という共通の『情熱』を持っておられます。
お客様はそもそもキレイになりたいと思い来店されます。
なので、このような方に触れると情熱が伝染するのです。
お客様の「キレイになりたい」という感情と交わるのですね。
この交わった瞬間から、お客様の時間の質が向上していきます。
「キレイにしたい」
「キレイになりたい」
双方向の気持ちが一つになり、そこに質の高い時間が生まれるんです。
情熱感化=質の高い時間の共有
情熱は、質の高い時間を生み出すとても大切な要素です。
情熱は、想いの強さです。
では、その想いについて次回お話しようと思います。