
■ブーケストシャンプー解析 前半
こんなフレーズとキャッチでPRされています。
この細かい文字の部分に全成分が・・・
では、先ず表示は上から配合量の多い順に5番目までは順番通り記載するというルールがありますので、
5つの成分をみていきたいと思います。
①水
②アルキル(C14-18)スルホンサンNa
石油から合成されているアルコール系合成洗剤です。
洗浄力が最も強力な界面活性剤で、毒性が強く人体に対しては悪質と言われることもあります。
③ラウラミドプロピルベタイン
天然成分を原料とした、ベタイン系の界面活性剤です。
洗い心地がマイルドで、コンディショニング効果もある洗浄剤。
④コカミドDEA
洗浄助剤、気泡剤で、泡の安定性向上、起泡、増粘、などの効果があります。
【補足】
「コカミド」とはヤシ油脂肪酸にアミド基がついた形で、ヤシ油脂肪酸から作られていますので、天然由来のもので、それにDEA(ジエタノールアミド)がついた形となっています。
⑤ココイルメチルタウリンNa
ヤシ油とタウリン誘導体で構成されるアミノ酸系界面活性剤。
低刺激で、泡立ちも良く洗いあがりはさっぱりしている。
【補足】
高価な洗浄成分
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ココからは順不同ですが、記載通りに解説していこうと思います。
デシルグルコシド
低刺激、起泡性も優れている植物由来(とうもろこし・ヤシ油・パーム核油)の界面活性剤。
潤いを残しながら洗浄することができます。
グリセリン
ヤシ油やパーム油から抽出される多価アルコール類の保湿成分。
ソメイヨシノ葉エキス
染井吉野のサクラ葉から抽出精製したエキスで、肌荒れの改善、美白作用、メラニン抑制作用等があります。
ツバキ油
オレイン酸(不飽和脂肪酸で酸化されにくい)主成分とするエモリエント効果のあるオイル。
コメ胚芽油
主成分はトリグリセリドで保湿効果、柔軟効果、肌機能活性化効果があるオイル。
ハチミツ
ブドウ糖と果糖がほとんどを占める糖類です。
【補足】
数%のビタミン、ミネラル、有機酸、必須アミノ酸等を含んでいます。
加水分解ケラチン(羊毛)
皮膜剤、感触改良や肌荒れ防止効果があります。
毛髪の損傷部に浸透し、髪にハリとコシを与えます。
<関連記事>