
■自己利益は大勢を犠牲にする
こんにちは関川忍ことセッキーです!
本日2回目の記事はボクの人生の師匠から聞いたお話です。
20世紀初頭に建造された豪華客船タイタニックは、1912年4月10日に、イギリスのサウサンプトン港からニューヨークへとむけた処女航海に出航しました。
そして、4日後の4月14日の深夜、氷山に接触し、翌日未明にかけて沈没しました。
犠牲者数は乗員乗客合わせて約1,500人で、当時世界最悪の海難事故になりました。
この時の船長がエドワード・J・スミス船長。
スミスがタイタニックを「会社がより大きく、より豪華な汽船を完成させるまで」担当し続けると言う説もありますが、ここではタイタニックの処女航海を最後に引退するということが決まっていた説を優先します。
この時、スミスは引退を控えた最後の花道となる、タイタニックの処女航海で大きなミスを犯しました。
通常処女航海では速度はゆっくりと船を走らせ、ならし運転をするのですが、スミスはならし運転の速度以上にタイタニックを早く走らせてしまったのです。
結果、氷山が確認されてもスピードが出すぎていたために、回避できずに船底が氷山に接触し、歴史に残る大惨事を引き起こしてしまいます。
つまりスミスは乗客の安全を最優先させるところを、個人の名誉のために事故を引き起こしてしまったのです。
この事件は組織のTOPは、「組織を個人の欲のために動かしてはいけない」という教訓でもあります。
ここでは、タイタニックの話でしたが、このようなコトが原因で無くなった会社も沢山ありますね。