旭山動物園はエクスマをしていた①

■エクスマな動物園①

こんにちは関川忍ことセッキーです!
本日2回目の記事です。

今回はたまに美容師さんにお話しすると凄く喜ばれるお話の一つとして

有名な旭山動物園の小菅園長と5年前にお会いした時の話です。

旭山動物園と聞いて今ではその復活劇がTVドラマ化になり、有名になりましたが、つい数年前までは多分動物園に詳しい方以外の方は、ほとんど知られていない動物園だったのではないでしょうか。

それもそのはず、人口36万人の北海道旭川市に位置する市営の普通の動物園なのです。

では何故、日本の最北端に有る動物園が注目を浴びたのか?

そこには、動物を本気で愛する飼育係の挑戦が、旭川市民はおろか北海道、そして全国の人々に動物園の楽しみ方を気付かせたからです。

ここには「エクスペリエンス・マーケティング」

「モノ」を売るな!「体験」を売れ!を実践したかのような要素がふんだんに表現されています。

旭山動物園の事例を自社に置き換えながらお読みいただけたらと思います。

<旭山動物園はエクスマをしていた①>

従来の動物園では、動物の姿形を見せる「形態展示」が主流で、目玉となる珍しい動物を飼うことで集客力を高め、まるで標本のような動物の見せ方をしていました。

そのため動物を眺める時間はなんと平均2,6秒、動物の様々な仕草や表情をじっくりと観察し動物のすごさを体験することが出来ませんでした。

以前の旭山動物園もそうでした。

小菅園長の提唱するプロの飼育係とは・・・

  • 動物の事は何でも知っている(専門知識)
  • 難しい動物を健康に成長させる(技術/経験)
  • 繁殖の難しい動物に子を産ませて育てさせる

10名の飼育係(現在、飼育展示係)が動物園の社会的役割を、真剣に考え動物園の本質を考えぬいて、ある理想像を掲げたあと、入園者に聞き取り調査を行い、動物園に対する価値や、行動を分析し、動物園の形を変えていったのです。

この調査から、動物の素晴らしさを知って頂くための様々なアイディアが、飼育係の間で出され、現場に徐々に生かされ始めました。

特に動物の様々な生態を手書きで書いた解説を設置する事により、飼育係りレベルの知識が来場者に植え付けられ、今までになかった視点で動物を観察するようになり、動物園の新しい楽しみ方が出来るようになっていくのです。




お金をかけたきれいな看板よりも「手書き」の方が人気があったので、また手書きスタイルに戻したそうです。



つづく

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