
■合成界面活性剤って?②
こんにちは。関川忍ことセッキーです!
さてさて、合成界面活性剤の歴史がある程度分かった①でした。
そして更にこの章では新しい「なるほど!」をお話します。
現代の代表的なトリプル処方
研究員
その後さらに界面活性剤の開発が続き
遂に「アミノ酸系の界面活性剤」が誕生します。
目的はラウリルやラウレスの痒みの軽減です。
当時はベストな処方でも
依然として痒みを起す肌トラブルが続いていました。
その後、アミノ酸系の界面活性剤は
ラウリルやラウレスが取り除いてしまう
肌のバリア機能を残したまま
汚れやWAX等を洗い流すとして注目を集めました。
セッキー
やっぱり、アミノ酸系の界面活性剤が良いんですね!
研究員
・・・まぁ~そうなんですが。
すっきり感を求める人にとっては
洗い流した感がないので好き嫌いは出ます。
本来アトピーや敏感肌の方にはお薦めな
界面活性剤なのですが・・・
そして、ラウレスやラウリルとは、コストも全然ちがうので
商品がどうしても高くなってしまうという弊害もあります。
そのようなことから殆どのメーカーからは
いまだにラウレス、ラウリル使用しているんです。
肌や髪に良いモノをと思うと
コストがかかりすぎる
作り手としては辛いところです。
セッキー
そうですね。
最後に、最近は天然ヤシ油由来の界面活性剤ですから・・・
と「ラウレス硫酸Na」が石油からではなく
ヤシから抽出しているから安全ですと謳っている
シャンプーもありますがどうなんですか?
研究員
ん~。はっきり言って石油から抽出しても
ヤシから抽出しても
原料自体の分子構造は変わらないので
同じものとして思っていただいた方が良いと思いますョ。
なるほど!
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