セッキーのターニングポイント エピソードⅠ

こんばんはセッキーです!

 

ボクが小学校1年生まではそれはそれは

落ち着きのない「悪」の塊のような子供でした。

 

所が、小学校2年生の時に

体が震えるような歓びに満ちた出来事がありました。

 

兄弟が出来たんです!

 

実はボクには一つ下の弟がいました。

ボクが3歳の年まで。

 

ボクの田舎は田園に囲まれた所です。

そして、5月になると田植えがはじまります。

 

田んぼに水をたっぷりと入れて

泥状にするのですが、それには用水路という田んぼに水を引く水路が張り巡らされています。

 

丁度マンホールを半分に切ったような水路です。

 

ボクは弟と遊んでいました。

お昼になり母親から声がかかったので

ボクは家の中へ入りご飯を待っていました。

 

すると、自宅に1本の電話が入ったんです。

 

母親が電話を切り終わると・・・

「ひろちゃん(おとうと)」が用水路に落ちた!」と

はだしで庭へ飛びだし田んぼの方へ駈け出して行きました。

 

ボクは何が何だか分からずに後から

祖父と祖母と一緒に田んぼの方へ行きました。

 

すると近所の人たちが大勢出ていて

あちこちの用水路にバケツで水をかき出しながら何かを探しています。

 

丁度、となりのトトロでメイが行方不明になった時のシーンそっくりです。

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そこに、同級生の太郎クン(仮名)がいました。

見ると片手をおさえています。

 

片手には凄いひっかき傷のようなモノがありました。

聞くと、用水路に落ちた弟を助けようと手を出した時に出来たひっかき傷だというのです。

 

2歳の弟が、必死に助かろうとしがみついた遺でした。

 

しばらくすると

「いた!いたぞ~!!」

 

という声がきこえ、皆が集まって行きました。

 

いってみると、さっきまで遊んでいた弟がぐったりとしています。

用水路は一度分岐場所にたまり

そこから2~3個所へまた水路が分かれていきます。

 

その中は水が洗濯機のように上下左右にグルグルとモノ凄い勢いで渦を巻きます。

弟はそこで10分、20分と渦に巻かれ水を沢山飲んで顔なども傷だらけになっていました。

 

すぐに近所の病院に行き

先生が心臓を押したり口に息を吹き込んだりしています。

 

何も変化がないようで

最後には弟を逆さにしていました。

 

すると、弟は水を少し吐き出しました。

 

・・・でも、弟はそれっきり全く動かなくなり

どんどんと白っぽい半透明のようになっていきました。

 

それでも、ボクは何があったのか理解できませんでした。

お葬式当日も悲しいとか、寂しいとか全く感じませんでした。

 

そして、しばらくして

友達と遊んでいた時のことです。

 

近所の友達にはお兄さんやお姉さん

弟や妹が皆いました。

 

夕方になって家に帰っても遊び相手がいる。

でも、ボクは家に帰れば1人だということに気づき始めていました。

 

それは、日がたつごとにドンドンと強くなっていきました。

「あ~兄弟が欲しいなぁ・・・」

よくボクはそんなことを漏らしていたと親から聞かされました。

 

親としても辛かったろうなと思います。

母も何度も死のうとしたらしいですが

ボクを残して死んでしまった後のコトを思うと死ねなかったと言います。

 

父も数年間は神経性の下痢が続いていました。

また、母の精神状態が不安定なのでしょっちゅう家に電話が父からありました。

 

そんな時期を8年間過ごした小学校2年生の2月

 

夕方過ぎに父が家に帰ってくると

「そろそろ弟が生まれるぞ」と楽しそうに話してくれました。

ボクも念願の兄弟が出来るコトを今か今かと楽しみでした。

 

そして、その日の夜

豆まきを終えた位に弟が生まれたとう連絡がありました。

 

1998年2月3日節分の日にボクは2度目のお兄ちゃんになれました。

嬉しくてたまらなかった!!

 

そして、弟を連れてきてくれた両親を喜ばせたい

大切な弟の自慢のお兄ちゃんになりたい

そんな、コトを無意識に決めたと思います。

 

それまでの、自分勝手で消極的な小学生から

自慢の息子になろうと行動を起こしていました。

 

つづく

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